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2024年1月の記事一覧

『ダイヤモンドの功罪』1-4

とっても面白かった!
あちこちにぐさぐさ刺さりました。

もっとも気になっているのは、トーゴが
「そんな考え方はこれからの君にとってよくないよ」とついつい他責にしたり言い訳したりすることをたしなめられるところ。

自己中心的で感謝の気持ちが足りないな…
と自分のことを思います。

大江山の魅力は

大江山の魅力は

小池昌代訳の『百人一首』は、紫式部の歌が気になって手に取った一冊。

「めぐりあいて…」
有名ですが、
「見しやそれとも分かぬ間に」
とは見たのか見ないのか判別がつかないほどの、ほんの一瞬。

文法的には確かにそうですが、なんとなく、あの重たそうな装束のあの方たちは、そんな現代っぽい時間軸に生きていないと思っていました。

しかしそうではない歌を残していると小池訳で改めて気づき、紫式部に興味を持っ

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『ロゴスと巻貝』最高です

『ロゴスと巻貝』最高です

「智恵子抄」の光と影、から読み始めたのですが、ひとことで言って最高です。

とてもすてきな智恵子抄への文句。
過去最高の智恵子抄への文句は『ヌードと愛国』かなぁと思っているのですが、これもいいです。

まさか、ニースから「もっと!チェッカーズ」(の記憶)がやってこようとは。

書籍「もっと!チェッカーズ」って私も読んだはずなのですが、形状とか思い出せない…
でも智恵子抄のくだりはよく覚えてる。

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『モヤ対談』読みたいな

『モヤ対談』読みたいな

Oggi2月号、女性起業家などが仕事と人生のターニングポイントを語るページ、連載の「ザ・ターニングポイント」。
花田さんの回がとてもよかった。

共感すること、気になることばかり書いてあり、思わずオッジ購入。

70人に本をすすめまくるご著書ももちろん読んでいます。あらためて読みたくなりひっぱり出しました。でも青春のヒリヒリを感じるのでそう簡単には読めないネ!
ここは新刊の『モヤ対談』で。

以下

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文藝別冊『総特集 山田太一 テレビから聴こえたアフォリズム』

文藝別冊『総特集 山田太一 テレビから聴こえたアフォリズム』

文藝別冊『総特集 山田太一 テレビから聴こえたアフォリズム』
岸辺のアルバムのテレビ版と小説版との違いやテレビ版のキャストなどを知りたく、再読。
ドラマや小説のあらすじをなるべく知りたくないので、2016年購入も、読んでいない部分も多かった本です。

たまプラーザをぶらぶらしてきた後なので、小沢健二との対談でたまプラについて語っているのが楽しかったです。
「こんなところで育ったらどんな大人になるの

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岸辺のアルバム

岸辺のアルバム

70年代後半の名作テレビドラマとして知られていますが、新聞小説として連載されていたのですね。

重そうでなかなか手が出ませんでしたが、偶然に書店で出会ったのと、多摩川の周辺に関心があるので購入し連休に読了。
山田さんの作品は重ければ重いほど面白いのでした。とはいえ都会の適当な風俗というか、独特の軽さもあるので共感しながら読めました。

他の山田ドラマのキャラクターたちと重ね合わせて読むのも楽しかっ

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1月購入した本

1月購入した本

元旦も開いていた本屋さんにて。
デリーと旧ソ連と多摩川。

災害と事故のニュース、親族の体調不良で読書はすすみません。