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ヒルトンホテル ティールームにて

2017年1月初めに書いたブログ。一時帰国していた時の記事です。こうやって、友達とお茶してぺちゃくちゃお喋りできていた時が懐かしくなったので。


昼下がりのヒルトンホテル、ティールーム。
窓から差し込む冬の陽光が、喫茶室の空気をまったりとあたためる。
正月三ヶ日の最終日とあり、店はなかなかの賑わいだ。
窓側の2人がけ席には、妙齢の男女が数組。きちんとした服装で、ぎこちない会話に無理やり花を咲かせている。

「あの人たち、絶対お見合いやな。」

友人の指摘に納得。
こんなに穏やかな空間にも、自分の知らない、刺激的な世界が広がっているのね。

帰国のたびに顔を合わせる友人との会話は、他愛もないけれど、とても楽しい。
お互いの近況、昔話、仕事の話。。話題は尽きないが、いい大人になっても、女3人が集まると、やっぱり一番盛り上がるのは、恋の話だ。

色白の肌を赤く上気させ、恥ずかしそうに彼の話をする友人。 コロコロと魅力的な表情を展開し、話題豊富な友人。彼女たちの顔や話を楽しみながら、私も久しぶりによく喋ったように思う。

ああでもない、こうでもないと、何の気兼ねもなく好きなことを言い合えることの快感。


気がつけば喫茶室の照明が暗くなり、外のイルミネーションが点灯。


「えっ、いま何時〜?」


一杯の紅茶とケーキで、何時間も語れるひとときは、貴重だ!

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