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てくてくおのぼりのすけ2日目④

〜副題:てやんでぃ、東京行ったってよぅ〜
2023.10月26日

前回のあらすじ
煩悩が晴れた瞬間に金運を想ふ


末社 阿那稲荷神社とは

鎌倉時代末期の元応元年(1319)に二階堂道蘊公が宇賀之売命をお祀りしました。

品川神社パンフレットより引用

上社と下社があり、それぞれご利益が違うとか。

一粒萬倍の御神水とは

全ての物は「天・地・水」の恵みで育ち、お米は一粒の種から萬倍の稲穂になります。阿那稲荷神社は上社が「天の恵み」、下社が「地の恵み」と「水の恵み」をお祀りします。
家門・家業の繁栄を祈り、御神水でお金や印鑑を清めたり、持ち帰って家や店の四隅に撒くと吉であるとされています。

品川神社パンフレットより引用
参考資料:一粒万倍のしんちゃん

金運とは

きん‐うん【金運】

〘 名詞 〙 金銭についての運勢。また、金銭に恵まれたよい運勢。金縁。
[初出の実例]「松下家の中で美紀ちゃんは、一番金運の悪かった人間だ」(出典:春園(1937‐38)〈横光利一〉)

日本国語大辞典より引用
なんで実例が金運悪い例なんですか

との事。
手舎水の石桶のようなものに溜められる湧き水を柄杓で掬い水を持って帰って撒いたり、ザルにお金などをおいて杓の水でざぶざぶすると金運アップに繋がるとか!

柄杓やザルでお水掬ってお金とか洗うのってなんかすごく観光してる感じがして良き!!(旅行初心者)

早速、見よう見まねでお金持ちへの一歩を踏み出してみようではないか!(よくない考え)

参考資料:神社で煩悩を捨てきれなかった人の脳内

それでは早速、

レッツ!金運!!

ふらりふらりと吸い込まれていく。
この鳥居がたくさん並ぶ光景は首里の達磨寺でも見られるが、やはりここだとthe日本的なまた別格の美しさ。

ところがどっこい、
ここにきて私たちの後ろに人が並び始める。

いや!なんでー!?!?
さっきまで居なかったさー!

私はコミュ症である。後ろに並ばれると
「あ…あ…(*´_ゝ`)」ってなる。
さながら千と千尋のカオナシみたいな挙動不審な言動を始める。

そういえばカオナシは人間の欲を擬態化したようなキャラクターだったな…。全くそのまま私ではないか。

今思えば並び直すなどして皆さんの参拝方法を勉強させて貰えばよかったのだ。
そんな事も考えられないくらい焦った私は、

まさか新札が出るとは思わなかった…
…かもしれない一年前

とにかく洗った。
英世、めっちゃバチャバチャ洗った。

失念ポイント加点+3

計19点


………。
お金が好きだ。

私は給料日にわざわざATMに出向き、給与用口座から別口座にお金を移動させる趣味がある。
その際に「記帳→振込→記帳」と敢えて手間をかける事で、お金の変動を見て悦に浸るのだ。
ATMでニヤけてる邪魔な人間だ。

しかし、コミュ症だ。
給料日のATMは混む。人が並び始めると後ろから無言の圧を感じてしまう。
「あ…あわ……(*´_ゝ`)」ってなる。
お金の変動を楽しむ暇なく「あわ…(さーせん!急ぎます!すぐどきます!さーせん!)」ってなり通帳の中身を見て幸福を噛み締める余裕なく慌ただしくその場を離れるしかなくなる。

悔しい。


1人でご飯を食べるのが好きだ。
10年以上前、うら若き乙女だった。
実家の近くに丸亀製麺ができた。
はなまるうどんで覚えた知識を活かさんと、いざ尋常に勝負に挑むべく列に並んだ。

後ろから「前の子の見て真似しましょう」という婦人方の声が聞こえてしまった。視線を感じる。
そして、やはりコミュ症だ。
「あ…あわぁ……(*´_ゝ`)」となった。

後ろの婦人方が固唾を飲んで見守る中、
私は「……う、うどんと天ぷらくだしゃぃ……」と言った。
「………うどんはメニューから選んで天ぷらは好きなのあちらで選んでね」と言われた。
後ろから笑われた。
私はその日食べたうどんの味を覚えていないし結局天ぷらは選ば(べ)なかった。

悔しい。

ただいま走馬灯が流れております。
しばらくお待ちください。


後ろの人たちにチラリと目を向ければ、
実印と思わしきデカいゴツい印鑑や宝くじ、古銭に何らかの書類(何それ…)を持ったガチ勢の熱い視線とかち合う。

一瞬、謎の走馬灯が脳内を駆け巡ったが、妹の「つかえてるから急ごう!」の一言でハッと正気に戻った。かなぁ?(*´_ゝ`)

私と妹は、
「やっべ!っべ!急げ急げ!」
「(上社で)二礼二拍手一礼!(下社で)二礼二拍手一礼!」←俊敏
「ざるに入れて柄杓でかければいいのかな?!せいっ」←袖びしゃー
「「うぉー!(ばっしゃばっしゃ)」」←洋服濡れる
ってした。

英世「……。」

↑ので、これが唯一阿那稲荷神社で撮った写真と相成ります。

やっぱ煩悩とか過ぎた好奇心と金運って罰当たりなのかな?もっと誠実であろう。
帰ってから両親、妹に千円ずつお守りとして渡しました。

はぁ、頭冷やそ


次回予告

はよ登頂せよ。


おまけ

ナンカ、オ金持チ ニナッテ、
デカイ「小松菜パパイヤ園」ノ経営者ニナル夢見タンダゾ。
正夢ニナラネーカナ。
ア、デモ全部 売リ物ダカラ俺 食エネージャン。
ヤッパ消費者ニナリタイ。

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