見出し画像

ポジティブの危険性

「ポジティブ思考」ってやつをやって、いいようになったためしがない。

まず、私は毎日毎日、反省が多い。

あれができなかった、今日はあれがダメだった。あの時ああ言ったのは正しかったのか。不快にさせなかったか。

こういったことを、何もなかった日でさえ自然に考えている。

失敗が続いたりすると、とにかく自分の駄目なところ探しをする。「ああやっぱり自分は駄目だ」になって、自分が自分をつぶしてしまいそうになる。

これは、前に勤めていたところで酷いパワハラに遭ったのが原因かなとも思う。
それなりに楽しい学生生活を送ってきた自分にとって、絶望であり、一生許すことのできない人権侵害だった。

えー話を戻して。
反省が重なってやばいなと思ったら、少しでも出来たことを認識するように努める。
ニュートラルに、やったことやできたことを書きとめるとかそんなの。

注意、ここでポジティブなんかになっちゃいけない。

少し前まではこういう時
「ポジティブ思考しよう!」だったからたちが悪かった。

ポジティブ思考って本当に危険で、要は「ウダウダ言ってるマイナス思考の自分をほったらかして抑えつける」なので、その時は気分がいいけど、ないがしろにされたちっちゃい自分はジワジワと不満を溜めていく。

そしてある時突然爆発する。

その爆発は、抑えることが困難なほどの破壊衝動をもたらす。
私は本当にギリギリ理性を保てていたので、叫ぶとか、ものを投げるとか、そういったことでなんとかどうにかしてたけど、本当に身の回りの全てを壊したくて仕方なかった。身を捩って抑え切れない衝動に泣くしかない夜が何度かあった。
ああこれじゃダメなんだ他の手を打たなきゃと思って

結局私は、ポジティブ思考をやめた。

ウダウダ言いたい時は、紙でもPCでもいいからとにかく書く。たまに家族に聞いてもらう。そうして「かまってちゃん」の自分を慰める。

お気付きですか、
そうですこれは、ポジティブ思考ではないけど至極ポジティブな行動なんです。自分が少しでも良い気持ちで生きるための。

これもまた加減は難しくて、時としてかまってちゃんの自分に飲み込まれそうになるから、ある程度で区切りをつけて…とか色々、今も調整しながら。

性格は色々なのでみんなそれぞれに良い「心の整え方」があると思うけど、妙に明るかったり何でもポジティブに変換する人、よく笑う人を見てると勝手に心配になる。

自分の中にいる弱い、寂しい、暗い自分は無視しない方がいい。

※写真は全然関係ない新大阪のたこ焼き屋さんです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?