生きて、そして死にゆく人に向き合う
私の仕事は看護師だ。以前は大学病院に勤めていたため、病状が急性期にある人を相手に仕事をしていた。刻々と変わる状態に対して医師の指示のもと点滴や採血、検査の前処置、術後の管理、創部の処置など挙げればきりのないほどの仕事を分単位で行っていた。その中で、一つ変化を見落とせば、一つ何かを間違えれば命に直結するというプレッシャーの中で働いていたため、もともと同時に何かをこなすことが苦手な私には相当なストレスで、毎日逃げ出したいの連続だった。そんな私も3年は続ける、あと少し頑張ると何とか