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ミュージカル『スリル・ミー』沼落ち⑥

4/14 15時回『スリル・ミー』松岡さん×山﨑さん(過去記事2021.4.15)

どうにもこうにも『スリル・ミー』沼から抜け出せず、紆余曲折あって、再び禁じられた森へ🍃

紆余曲折って言うのは… 
そもそも、今回のチケットは、娘が最初に取った若手ペアのものだったんだけど、それより前の日程でにろまりペアのチケットが取れたので、娘は先にそちらを観劇💁🏻‍♀️
で、その後、私もやっぱりもう一度劇場で観たいって思いが強くなって…もう一枚同回のチケットを取れないかなぁ…なんて思っていたら、まさかの娘、出勤シフトが変更になって行けなくなっちゃった😳
で、晴れてめでたく私の手にひらひらとチケットが舞い降りてきたわけなので☺️
娘は、私の怨念がそうさせたと言ってますけど、怨念だと怖すぎるから…執念くらいにしといてー😆
ということで、前回、作品へのアプローチを間違えたまま観劇してしまった為、見逃してしまったキーポイントとなる表情などをがっつり拝見してして参りました😊

 以下、ネタバレしてます⚠️

山崎さん”彼”
表情による感情表現が細かくて、背伸びしてかっこつけてはいるけど、そこここに若者らしい青っぽいとんがった感情が見え隠れして、とても人間味のある”彼”だった🙂
ちょっと冷たく意地悪しちゃったりするけど、自分にまっすぐに気持ちをぶつけてくるレイに対しても、ちょっと心許しちゃってる部分がある感じがした😌
♪やさしい炎 の時、火をつけた直後は、炎を見る目がいっちゃってて、笑ってる口元も片側だけぎゅーって上がってて、あー火を見て興奮してるんだなぁって😨
で、だんだんうっとりとしてきて、思わずレイを後ろから抱きしめる時は、冷たさなんかどこへやらで、優しさMAXすべてを忘れて2人だけの世界に陶酔してるような😌この瞬間があるから、レイは離れられないんだなぁって思える素敵な表情の変化が見られた👍
殺人計画をしている時、話しているうちにどんどん興奮してきて顔つきが変わっていくのも見事だったし、犯行が少しづつ露呈していって、冷静さを装いつつ苛立ち始める加減とか、急に俺は関係ないからなって保身に走る時の目の怖さとか、司法取引の話を聞いて、手のひらを返したように甘やかにレイに迫る時の身体の使い方とか、とにかく山崎さん"彼"感情表現が的確で豊富👏👏👏
拘置所の中での怖がり方にもリアリティがあって、それまでのシュッとした”彼”とは、まるで別人のように、表情もただの19歳の子になってた😮
護送車の中で、全てを告白された時は、なんていうか、ちょっとフッと笑ったように見えた〔俺としたことが気づかなかったぜ…〕的な感じ?で、「君を認めよう」では、自分より下に見ていたレイが俺をだましたなんて、大したもんだ…ってちょっと嬉しそうでもあったような…気のせいかな🤔
なんだか、気がついたら山崎さん"彼"から目が離せなくなってる自分がいたー😍

松岡くん”私”
とてもピュアで、”彼”に構ってほしくて、ちょっと拗ねてみたり、甘えてみたり、長身の山崎さんと並ぶと小柄に見えるのもあって可愛い”私”だった🙂
前半は、本当に"彼"が好きで、一緒にいたいっていうまっすぐな感じ😐
でも、契約書を交わしてしばらくしてから、なかなか自分の要求を聞いてもらえなくなってきて、そこでレイの中に何かが生まれた感じ…🤭

ピュアな"私"だと、どうしても腑に落ちなかった
"彼"「見知らぬ子供を殺そう」"私"「その方がずっといいね」って言うやりとり…🧐
弟を殺すのはダメなら、見知らぬ子供はもっとダメだろってピュアな"私"なら思うんじゃないかな…って感じてたんだけど…

松岡くん"私"の表情を見て、気づいた!
"彼"が殺人を口にした時、そんなことしたら今度こそホントに捕まっちゃうよっていう恐怖と同時に、もし2人で捕まれば牢屋の中でずっと一緒にいられるって言う悪魔の囁きが……でも、普段から弟ばかり可愛いがる親に反感を抱いていた上での弟殺しなら、未成年だし情状酌量でそこまで罪が重くならない可能性がある…だから、弟はダメって促して…で、"彼"が「じゃあ見知らぬ子供を…」って言った時、通り魔的な猟奇殺人なら終身刑または絞首刑、ずっと"彼"と一緒にいるにはその方がいいと…IQ高くて法律を勉強してるんだから、それくらいは瞬時に思いついたんだろうなぁって😰
眼鏡を落としたことについては、わーって騒ぐ感じではなく、電話口で”彼”の様子を窺うように伝えてた…😦
その後、犯行が明るみに出て、見つかったら2人で捕まると思ってたのに、まさかの"彼"が自分を裏切って、去っていこうとした時から、レイの心はさらにおかしくなってしまったように見えた🤭
護送車での、告白の時は、レイの心は死んでしまっていて、すぐ目の前の"彼"を見ていないような目で、静かに狂ってる感じ😨勝ち誇ると言うよりは、やっとこれで"彼"が自分の前からいなくなってしまう恐怖から解放されたっていう安堵のようなものを感じた😟
でも、"彼"は刑務所の中で、別の囚人に刺されて死んでしまうから、結局はずっと一緒にはいられなかったのが、悲しくて虚しい😢

ラストの「待ってたよ」は…
"彼"のいない外の世界で、自由だと言われて途方に暮れたような顔だったけど、返された所持品の中の高校生の頃の"彼"の写真を見たら、一瞬にして思い出が蘇り、若い頃、彼を待ちわびてた自分に戻って「待ってたよ」って…😌
刑務所の壁の中の生活で忘れてしまっていた瑞々しい感覚が、一瞬で戻ったような感じだったなぁ😯
いつまでも、2人は共犯者であることは変わらないよ、だから、昔みたいに「スリルミー」って、遠い昔を懐かしむようなラストだった😌

いやぁ…もう一度観ることができて良かった😃
消化不良のままじゃ、しんどかったから、これで、ちょっとすっきりした 😊

CDに収録されてる朴さんのピアノ演奏がとても素晴らしくて、ずっと頭の中で響いてる
できれば朴さんの演奏で観たいなぁと思ったけど、残念ながら昨日は叶わずいつかの楽しみにとっとく 👌
篠塚さんの演奏も、もちろん素晴らしかったです👏👏👏
この作品、ホントに演じる方によって、色が変わる不思議な作品💫

えっと、結局、まっつんとかっきーのCDもポチったので、まだまだ『スリル・ミー』祭りは続きます😅

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