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【読書記録】生産性 マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

▼読了図書
『生産性 マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの』

▼感想

2016年時点で既に謳われていた「働き方改革」に際し、生産性を上げるとはどういうことかを元マッキンゼー人事の観点から著した本です。

今読むと働き方改革について「かなり古いこと言っているなー」と感じる部分があり、コロナの影響等で大きく世の中が変わったんだということに思い至ります。

この本を読んでいた少し前、2名で100名くらいの専門職を採用するという業務に携わっていたのですが、文中に出てくる「量を追う発想が生産性を下げる」とのパワーワードに衝撃を受けた記憶があります。

その当時は、経験やスキル不足を時間で補うことが多く、とにかく量をこなすこと、残業してでもやり切ることが価値だと思って仕事をしていました。(今思うと思考停止状態で信じられない・・・!)

それだけに、目指すべき理想の姿や成果から逆算して、最短距離を志向するロジカルシンキングに目から鱗だったという次第です。

また、本著には、"成長する=生産性が上がること、生産性が上がること=時間の余裕を生み、その時間で新たな事にチャレンジすること"、と書いてあります。

段取りがうまくなって、同じことをやるにも時間が掛からなくなっていったとしても、そこで生まれた余白を価値あるもので埋めないと生産性が上がったことにはならないってことですよね。

・・・当時から6年、自分はどれくらい成長できたのかなと思いを馳せました。

少なくとも、同じかそれ以上の業務をこなしながら、経営大学院に通えているから、それだけでも生産性が上がったといってもイイかな!?ダメか!笑

▼ぐっときたフレーズ

・生産性=付加価値額÷投入資源量
・成長するとは、新たな知識や技術を習得することでも、英語がうまくなることでもなく、それらを駆使して仕事の生産性を上げることができたかどうか。
・マネージャーの役割とは、「どれも正解でどれも不正解である複数の選択肢からどれかを選ぶこと」「選んだ選択肢に伴う問題をあらかじめ想定し、備えておくこと」

『生産性 マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの』

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