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【読書記録】パーソナルインパクト

▼読了図書

『パーソナルインパクト』 マーティンニューマン


▼感想

東京五輪招致のプレゼンテーションを指導した著者が、「出る杭は打たれる」文化に染まった恥ずかしがり屋の日本人に向けて、プレゼンの極意を書いた本です。

相手にいかに動いてもらうかということを学ぶ、「パワーと影響力」という大学院の授業で紹介されていたので読みました。

例えば「お・も・て・な・し」の神プレゼンが、いかにして生まれたか、またなぜそれが人々の心を動かしたのか、その舞台側がかなり具体的に記されています。

人には20万分の1秒で相手の顔を認識し、第一印象を感じ取ってしまう敏感なセンサーがついているそう。だからこそ、「チャンスは最初の一時で決まる」と腹を括り、会ったその瞬間から自分の思う通りの印象を与えられるように練習することが大切とのことです。

立ち方・呼吸・声・間・手の動き・・・明日からでもすぐに活かせるようなプレゼンの仕掛けが沢山出てきたので、早く試してみたい気持ちでいっぱいです!

▼グッときたフレーズ

・あなたが心の中で思っている自分の姿と、あなたが周囲に与えている印象は全く違っている可能性が非常に高い

・印象を構成する3つのV=「Visual」「Vocal」「Verbal」 メラビアンの法則的に、前者2つが全体の大半を占める。

・内容は「シンプルに」そして「パーソナルに」話すことが重要

・話す時の手の使い方や顔の表情の演出方法などは、最初は不自然で、ぎこちなく感じるかもしれませんが、(スポーツや車の運転と同じで)やっているうちに必ず自然になってくるものです。

・座る時はBBC!(Bottom in Back of the Chair.)

・スピーチにおいても、同じ呼吸、同じスピード、同じピッチだと聴衆は反応しません。人間は「何かが変わった時に初めて反応する」動物だからです。

・本当の自信とは、相手に対して「私はあなたが自信をもって振る舞えるように、あなたのことを尊重しています」と示すことなのです。~中略~相手に自分の「自信」を感じとってもらうには、まず相手の尊重・尊敬できるところを探して表現することから始めなくてはなりません。

出典:『パーソナル・インパクト』


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