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「親が夫に説教したらどうしよう」と心配したけど、親はそんな次元を越えていた〜2022年末、コロナ感染で帰省できなかった話

こんにちは!「親孝行」の会社を作っています角田藍美です。2023年もよろしくお願いいたします。

実は2022年の年末、がっつりコロナに感染しました。
私は年末年始、感染のピークを除いてずっと帰省していたのですが、今回初めて帰省できませんでした。

本当は、前回の続編で結婚式ネタにしようと思っていたのですが、今回はその時の私と親とのエピソードと気付きについて書きます。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

1.角田家だけで過ごす年末年始は最後かもしれない

札幌出身、東京在住の私。
社会人になって上京して以来、実家への帰省をとても大切にしています。
(帰省への想いについて、いつか別のnoteにて)

その中でも、年末年始は特別です。
というのも、
「角田家だけで過ごす年末年始は今回が最後」かもしれないから。

現状、夫と私は、年末年始は各々自由に過ごすスタイルですが、
今後、家族が増えたら、きっと年末年始の過ごし方も変わっていくことでしょう。

だとしたら、
「角田家だけ」で過ごす年末年始は、これが最後かもしれない。

2019年に婚約して以来、ずっとそんな風に考え、年末年始の帰省を大切にしてきました。

2.角田家の年末年始

姉は職業柄、年末は繁忙期で帰れないので、
両親と私の3人で過ごします。

過ごし方は、昔からにほぼ同じ。

2022年の年末も帰省して、同じように過ごす予定でしたが、今回は叶いませんでした。

タイトルの通り、私がコロナに感染してしまったから。

3.健康オタクあいみん、コロナに感染

2022年の12月は、とても忙しく過ごしました。

仕事の繁忙期と、自宅の引っ越しが重なり、
「ちょっと詰めすぎてるかな」という毎日。
少しでも気を抜いたら、
何か重大なミスをするのではないか、と
気を張り詰めながら、なんとか毎日乗り切っていました。

しかし、クリスマスを過ぎたあたりで一気に体調が崩れ、体温計で測ると39℃。

実際の写真

ああ、やってしまった…。

そもそも、私は滅多に体調を崩さないし、
体調不良で会社を休んだこともほぼありません。
(最初に就職した会社で、急性胃腸炎の1回だけ)

自分の体調に合った栄養管理を常にしているし、
夫が割と初期にコロナに感染したときだって、
幾度となく感染をすり抜け、ピンピンと生きてきました。

そんな健康オタクを自負する私が39度の熱を出すなんて、ただ事ではありません。

4.帰省できなくなったら、どうしよう

最初に微熱があると発覚した時点で、
真っ先に心配したのは、帰省ができなくなることでした。

「コロナだったら隔離期間もあるし、帰れなくなってしまう」

「お母さん、喜んでちょっと良いオードブルを用意してくれてたのに…」

「すごく楽しみそうにしてたのに、帰省がダメになって、親が元気がなくなったり、病気になったらどうしよう。」

どうか、ただの風邪であってほしい。

そんな期待も虚しく、熱はどんどん上がっていき、
朝イチで38.4度、最高体温39度に到達。

誇張表現ではなく、
具合が悪すぎて歩けなく、頭もまったく働かない。

こういう時に備えて用意していた
抗原検査キットを開封したけれど、使い方すら読めず。
元気な時なら5分もかからない検査に、30分もかかる始末。

一応陰性。でもやり方が合っていたかわからない。

引っ越した直後だったので、近くの病院も知らない。

夫は既に仕事に出ていました。
連絡したけれど、彼は仕事が忙しいし
すぐにはLINEに気付かない・・・。

すがる思いで、北海道にいる家族とのグループLINEでヘルプを求めました。

このときもまだ帰省の心配をしている私

5.親からの困ったLINE

親と姉が、私が住んでいるエリアの発熱時のフローや、発熱外来がある病院とその連絡先を調べてくれました。

心から助かったのですが、一つ困ったLINEが。

「夫婦なんだから、熱が出てる時くらい、今すぐ夫くんに帰ってもらいなさい」

「夫くんに連絡するから、すぐに連絡をとれる連絡先を教えて」

サポートと同時進行で、親からこんなLINEが大量に来ていました。

6.親が夫に説教したらどうしよう

夫は一日中MTGで詰まっているような人。

「今すぐ」帰れなくはないだろうけど、
「今すぐ」帰ったら、膨大なリスケ調整業務が発生してしまうはず。

私も同じ状況だった時代があるので、
1回のリスケや、それによる業務遅延がどれほど大変かがわかります。

LINEで連絡したので、スキマ時間を見つけて数時間後には帰ってきてくれると思う。
私の体調的にも、それくらい待つのは大丈夫だろう。

だから「今すぐ」なんて現実的ではない。
親が理想とする「夫婦なんだから」というイメージを押し付けられても困る。

連絡先を教えることで、
「夫なら早く帰りなさい」
なんて説教したらどうしよう。

熱で朦朧としつつも、苛立ちを隠せませんでした。

でも熱で頭が働かず、
シュポ!シュポ!と、次々と届くLINEを読めない。
会話に追いつけない。

意思表示しようにも、文字を打つ余裕はなく、事実上スルー。

ああ、もうどうしたらいいんだ…。

LINEの返信は諦め、家族が探してくれた病院に行くことに。
コロナとインフル、両方の抗原検査をしました。

結局、コロナでした。
私が自宅で30分も掛けてやった抗原検査は、やり方が間違っていたのだろうか。
さっさと病院に来ればよかった。
看護師さんの優しさに助けられました。

薬をもらい、帰宅。爆睡。

私が爆睡している間に、
親は昔伝えていた夫の連絡先を思い出したようで、
いつの間に夫と連絡を取り合っていました。

7.え、勝手に連絡しちゃったの?と思ったら…

起きて少し症状が和らいだ頃。
まだイライラしている私に、親からこんなLINEが届きました。

このLINEを読んで、ようやく状況を理解しました。

親が「夫に連絡をとりたい」と言ったのは、
「夫婦なんだから、早く家に帰るべきだ」と
説教するためではなく
て。

「娘に万が一のことがあった時のために、自分に代わって、側で助けてくれる人がほしかった」ということ。

もう少し深堀りすると、下記です。

<親が夫にすぐ連絡を取りたかった理由>

・私の体調を心から心配していた
・どんなに心配でも、北海道にいる自分たちは私のそばにいられない
・自分たち親の代わりに、夫に私のそばにいてほしかった
・夫が私のそばにいてくれたら、きっと私の命は守られる
・自分たちも安心

更には、私が熱が出たとわかってすぐ(恐らく1時間以内)、栄養バランスの良い冷凍のお弁当を手配してくれたと判明。

年末に間に合うように注文してくれたらしい。
弱って買い物も行けない娘が困らないように。。

8.親の懐の深さには敵わなかった

親には敵わないなぁ・・・。

なんというか、親と子で、考えてる次元が違う。

ひとりで
「親が夫に変な説教したら困る」

「私が帰省ができなくなったショックで、
親が寝込んで病気になったらどうしよう」

なんて考えていた自分が
なんだか恥ずかしくなりました。

両親は祖父母を既に見送り、
「自分たちの死」を意識していることを私は知っています。

子どもを残して、自分たちは先に死ぬ。

子どものそばに、自分に代わって誰かいて欲しい。

もしかしたら、そんなことも考えているのかもしれません。

年末年始を一緒に過ごすこともできなかったし、
親が張り切って注文してくれていた
オードブルも食べ損ねてしまった。

近々、お礼おお詫びも兼ねて帰省しようかな。

散々心配をかけてしまった分、
元気な顔を見せて安心させてあげよう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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