![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/96301258/rectangle_large_type_2_0e0958b26ecc3673de82fe9b3ad83407.png?width=1200)
「親が夫に説教したらどうしよう」と心配したけど、親はそんな次元を越えていた〜2022年末、コロナ感染で帰省できなかった話
こんにちは!「親孝行」の会社を作っています角田藍美です。2023年もよろしくお願いいたします。
実は2022年の年末、がっつりコロナに感染しました。
私は年末年始、感染のピークを除いてずっと帰省していたのですが、今回初めて帰省できませんでした。
本当は、前回の続編で結婚式ネタにしようと思っていたのですが、今回はその時の私と親とのエピソードと気付きについて書きます。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
1.角田家だけで過ごす年末年始は最後かもしれない
札幌出身、東京在住の私。
社会人になって上京して以来、実家への帰省をとても大切にしています。
(帰省への想いについて、いつか別のnoteにて)
その中でも、年末年始は特別です。
というのも、
「角田家だけで過ごす年末年始は今回が最後」かもしれないから。
現状、夫と私は、年末年始は各々自由に過ごすスタイルですが、
今後、家族が増えたら、きっと年末年始の過ごし方も変わっていくことでしょう。
だとしたら、
「角田家だけ」で過ごす年末年始は、これが最後かもしれない。
2019年に婚約して以来、ずっとそんな風に考え、年末年始の帰省を大切にしてきました。
2.角田家の年末年始
姉は職業柄、年末は繁忙期で帰れないので、
両親と私の3人で過ごします。
過ごし方は、昔からにほぼ同じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1674030750956-9NemIpmTbP.png?width=1200)
2022年の年末も帰省して、同じように過ごす予定でしたが、今回は叶いませんでした。
タイトルの通り、私がコロナに感染してしまったから。
3.健康オタクあいみん、コロナに感染
2022年の12月は、とても忙しく過ごしました。
仕事の繁忙期と、自宅の引っ越しが重なり、
「ちょっと詰めすぎてるかな」という毎日。
少しでも気を抜いたら、
何か重大なミスをするのではないか、と
気を張り詰めながら、なんとか毎日乗り切っていました。
しかし、クリスマスを過ぎたあたりで一気に体調が崩れ、体温計で測ると39℃。
![](https://assets.st-note.com/img/1674462940905-6DKTV9rnJv.jpg?width=1200)
ああ、やってしまった…。
そもそも、私は滅多に体調を崩さないし、
体調不良で会社を休んだこともほぼありません。
(最初に就職した会社で、急性胃腸炎の1回だけ)
自分の体調に合った栄養管理を常にしているし、
夫が割と初期にコロナに感染したときだって、
幾度となく感染をすり抜け、ピンピンと生きてきました。
そんな健康オタクを自負する私が39度の熱を出すなんて、ただ事ではありません。
4.帰省できなくなったら、どうしよう
最初に微熱があると発覚した時点で、
真っ先に心配したのは、帰省ができなくなることでした。
「コロナだったら隔離期間もあるし、帰れなくなってしまう」
「お母さん、喜んでちょっと良いオードブルを用意してくれてたのに…」
「すごく楽しみそうにしてたのに、帰省がダメになって、親が元気がなくなったり、病気になったらどうしよう。」
どうか、ただの風邪であってほしい。
そんな期待も虚しく、熱はどんどん上がっていき、
朝イチで38.4度、最高体温39度に到達。
誇張表現ではなく、
具合が悪すぎて歩けなく、頭もまったく働かない。
![](https://assets.st-note.com/img/1674462967380-JpDx3iCy7S.jpg)
こういう時に備えて用意していた
抗原検査キットを開封したけれど、使い方すら読めず。
元気な時なら5分もかからない検査に、30分もかかる始末。
一応陰性。でもやり方が合っていたかわからない。
引っ越した直後だったので、近くの病院も知らない。
夫は既に仕事に出ていました。
連絡したけれど、彼は仕事が忙しいし
すぐにはLINEに気付かない・・・。
すがる思いで、北海道にいる家族とのグループLINEでヘルプを求めました。
![](https://assets.st-note.com/img/1674026217672-oXhFPFF50k.png)
5.親からの困ったLINE
親と姉が、私が住んでいるエリアの発熱時のフローや、発熱外来がある病院とその連絡先を調べてくれました。
心から助かったのですが、一つ困ったLINEが。
「夫婦なんだから、熱が出てる時くらい、今すぐ夫くんに帰ってもらいなさい」
「夫くんに連絡するから、すぐに連絡をとれる連絡先を教えて」
サポートと同時進行で、親からこんなLINEが大量に来ていました。
6.親が夫に説教したらどうしよう
夫は一日中MTGで詰まっているような人。
「今すぐ」帰れなくはないだろうけど、
「今すぐ」帰ったら、膨大なリスケ調整業務が発生してしまうはず。
私も同じ状況だった時代があるので、
1回のリスケや、それによる業務遅延がどれほど大変かがわかります。
LINEで連絡したので、スキマ時間を見つけて数時間後には帰ってきてくれると思う。
私の体調的にも、それくらい待つのは大丈夫だろう。
だから「今すぐ」なんて現実的ではない。
親が理想とする「夫婦なんだから」というイメージを押し付けられても困る。
連絡先を教えることで、
「夫なら早く帰りなさい」
なんて説教したらどうしよう。
熱で朦朧としつつも、苛立ちを隠せませんでした。
でも熱で頭が働かず、
シュポ!シュポ!と、次々と届くLINEを読めない。
会話に追いつけない。
意思表示しようにも、文字を打つ余裕はなく、事実上スルー。
ああ、もうどうしたらいいんだ…。
![](https://assets.st-note.com/img/1674463113698-6ZZl5Ys7ix.jpg?width=1200)
LINEの返信は諦め、家族が探してくれた病院に行くことに。
コロナとインフル、両方の抗原検査をしました。
結局、コロナでした。
私が自宅で30分も掛けてやった抗原検査は、やり方が間違っていたのだろうか。
さっさと病院に来ればよかった。
看護師さんの優しさに助けられました。
薬をもらい、帰宅。爆睡。
私が爆睡している間に、
親は昔伝えていた夫の連絡先を思い出したようで、
いつの間に夫と連絡を取り合っていました。
7.え、勝手に連絡しちゃったの?と思ったら…
起きて少し症状が和らいだ頃。
まだイライラしている私に、親からこんなLINEが届きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1674459755822-onvui56AkC.png?width=1200)
このLINEを読んで、ようやく状況を理解しました。
親が「夫に連絡をとりたい」と言ったのは、
「夫婦なんだから、早く家に帰るべきだ」と
説教するためではなくて。
「娘に万が一のことがあった時のために、自分に代わって、側で助けてくれる人がほしかった」ということ。
もう少し深堀りすると、下記です。
<親が夫にすぐ連絡を取りたかった理由>
・私の体調を心から心配していた
・どんなに心配でも、北海道にいる自分たちは私のそばにいられない
・自分たち親の代わりに、夫に私のそばにいてほしかった
・夫が私のそばにいてくれたら、きっと私の命は守られる
・自分たちも安心
更には、私が熱が出たとわかってすぐ(恐らく1時間以内)、栄養バランスの良い冷凍のお弁当を手配してくれたと判明。
年末に間に合うように注文してくれたらしい。
弱って買い物も行けない娘が困らないように。。
8.親の懐の深さには敵わなかった
親には敵わないなぁ・・・。
なんというか、親と子で、考えてる次元が違う。
ひとりで
「親が夫に変な説教したら困る」
「私が帰省ができなくなったショックで、
親が寝込んで病気になったらどうしよう」
なんて考えていた自分が
なんだか恥ずかしくなりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1674463324219-ROB9JULb59.jpg?width=1200)
両親は祖父母を既に見送り、
「自分たちの死」を意識していることを私は知っています。
子どもを残して、自分たちは先に死ぬ。
子どものそばに、自分に代わって誰かいて欲しい。
もしかしたら、そんなことも考えているのかもしれません。
年末年始を一緒に過ごすこともできなかったし、
親が張り切って注文してくれていた
オードブルも食べ損ねてしまった。
近々、お礼おお詫びも兼ねて帰省しようかな。
散々心配をかけてしまった分、
元気な顔を見せて安心させてあげよう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
↓面白かった方はぜひいいねお待ちしています!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?