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ジェンダーのはなし

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男性とか女性とかではなく、ひとりの人間としてじぶんがありたい姿を選べる世の中になっていってほしい。個人的な思いを書きます。
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#海外留学

ジェンダーと仕事💐当事者として、アラサー女性のキャリア形成に向き合う

じぶんのキャリアを改めて考えるようになってから、いま一緒に働いているひとたちのキャリア形成に興味を持つようになった。 みんな、なぜいまここで働いているのか。将来は、どんな働き方がしたいのか。女性が9割の職場だけど、思い描いている未来はそれぞれ違う。だから、将来のことを聞いてみている。 なぜ将来の話を聞きたいのか 私が役職を持った当初、将来の夢を聞くことはいまの仕事へのやる気を上げる手段でしかなかった。 つまり、本人のためではなく、管理職側のものとして管理するために聞いてい

特権があるということ

特権というものを、ここ数日はよく考えている。特権とは、持っている人には見えなくて、持たない人には見えるもの。スクールカーストのよう。 私に見える特権のなかで最も大きいものは、男性の持つ特権。例えば父に対して、その特権がよく見える。 特権とは、自分が持つものは見えない。だから、「見えてない」ことに気づいてふるまうことが大事。 私はどんな特権を持っていて、どんなものは持っていないのだろう。周りを見渡しながら考えている。 特権があるから言えること 特権がある人は、ない人が

甘いシナモンロールとタピオカを食べながら話す、私たちの人生は甘くない

ベルリンに住み始めて1か月。やっぱり私はベルリンに来てよかったと、心から思いながら帰ってきた今日のこと。 正直にいえば、今日の私は気象病で体が重くて、出かけるのをやめようかと直前まで思っていた。 こんなコンディションで出かけても、付き合い程度にもお酒を飲めないし、ドイツ語でコミュニケーションを取り続けられるかも不安。 正直家から出たくないし、体のだるさのために1時間も昼寝した。 一方で、いいか悪いか、「一度した約束は守らねばならない」気持ちを手放せない私。 だから結

友人のSNSがアジア蔑視に見えるのは、誰に原因があるのか

ここしばらく、うっすらと私の悩みなのが、友人のSNSに感じること。 友人とは、昨年から今年にかけての韓国留学中に知り合った、比較的仲の良かったフランス人男性のことである。 過去にドイツ留学をした私は、アジア内の言語とヨーロッパの言語を学ぶ難易度の違いを体験した。 私にとっては韓国語は比較的容易だったし、ドイツ語は習得にかなり苦労をした。 彼にとっては逆で、彼はフランス語のほかに2か国語が話せるのだけど、韓国語の習得にはかなり苦戦をしていた。 そんな体験から、私は彼に

ピルへのアクセス

韓国に来て初めてピルを買った昨日。日本にいる時から、もう5年以上はピルを使っている。 生理はひどいけど、これは耐えるものだと思い込んでいた頃。友達が生理痛に関係する病気の存在を教えてくれて、ピルで治療ができると知った。 重い腰を上げて病院を受診してみたら、私も同じ病気があった。治療のために飲み始めたピルは、私の生活に欠かせないものになった。 そのピルを、あえて私は留学の全期間分は持たずに来た。出国前に調べてみたら、韓国では薬局で手に入ると知ったから。 日本でピルを手に