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ジェンダーのはなし

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男性とか女性とかではなく、ひとりの人間としてじぶんがありたい姿を選べる世の中になっていってほしい。個人的な思いを書きます。
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#結婚

ジェンダーと仕事💐当事者として、アラサー女性のキャリア形成に向き合う

じぶんのキャリアを改めて考えるようになってから、いま一緒に働いているひとたちのキャリア形成に興味を持つようになった。 みんな、なぜいまここで働いているのか。将来は、どんな働き方がしたいのか。女性が9割の職場だけど、思い描いている未来はそれぞれ違う。だから、将来のことを聞いてみている。 なぜ将来の話を聞きたいのか 私が役職を持った当初、将来の夢を聞くことはいまの仕事へのやる気を上げる手段でしかなかった。 つまり、本人のためではなく、管理職側のものとして管理するために聞いてい

見た目を褒められるのが苦手だった私へ

若かった頃、女性としての私の魅力は26歳がピークだと思っていた。社会人になるのが22歳、社会人4年目には26歳になる。そこが女性のピークだと。 社会に出てたった4年で、ピークが過ぎるなんて早すぎる。結婚が1つのゴールならば、大学のうちか社会人なりたての頃には恋人がいないと詰む。 いまとなっては、これは私が勝手に持っていた呪いなのだとわかる。でも、当時はゆるぎのない、どうにもできない呪いだった。 今年32歳になる私は、いまの私の見た目が好き。ちょうどいまが26歳の恋人は、

体と時間は誰のものか

この週末、仲の良い友人たちとひさしぶりに飲む機会がありました。 今年30歳の私たちが集まれば、男女の差はなく気づけば結婚の話になります。 私はいまの人生で結婚するかどうかを決めていないし、自分の体を女性として使っていきたいのかもわからない。 でも、目の前の彼らは結婚はいつかするものだと思っていて、いまの恋人といつ結婚するのかを話している。 そんな彼らのことが純朴な存在に見えて、私は蚊帳の外から話を見守っているような感覚になりました。 結婚をする意味とは 前置きをし

親世代の固定観念に向き合う

実家にいて親と話す時間が増えたからか、親から出てくる固定観念に基づく発言とか、その伝え方は違うと思うこととか、違和感に出会うことが増えました。 離れて暮らしていても毎日一緒にヨガをするのがいまの日課だし、まったく会話をしていなかったわけではない。でも、限られた時間で話すことと、時間がたくさんある中で話せることは全く違うのだなと改めて思います。 そんな中で感じた違和感のうち最も大きいものは、結婚に関する違和感です。 結婚は、誰の人生にもある、ものではない 半年ほど前の帰

「早く働け」と他人から言われること

少し前ですが、同僚が後輩の奥さんに「結婚して引っ越しても、早く仕事を見つけて働かないとダメだよ」と言っているのを見ました。 みなさんは、こんな状況に遭遇したらどう思いますか? どんな行動を取りますか? 私はフェミニストであると自覚しています。しっかり学んだわけではなくフェミニズムな文章を読んできた程度ですが、共感することがとても多いし義憤もたくさん感じるので、フェミニストなのだろうと自認しています。 そんな私ですが、この状況に遭遇したとき、何も言えませんでした。それどこ

結婚が人生の全てではないと思う私だけど、友人の結婚を祝いたい

今度、15年来の友人が結婚することになった。 この友人は私にとってほんとうに大事で、親友というと照れくさいけど、でもそれ以外の言葉はしっくりこないような、心から大切にしたい友だち。 性格とか好きなタイプとか考え方とかはおもしろいくらいに正反対なので、共通の友人からは私たちが仲が良いことを不思議がられるけど、私が唯一ぽろっと胸のうちを明かせる友人。 正反対なところが多いのに一緒にいるのは、たぶんお互いがじぶんと違う考えを理解したい、許容したいというベースがあるからだと思っ

人生の歩み方ってそれぞれで良い

3ヶ月間、ほぼずっと実家に引きこもっていた私。 昨日はひさしぶりに出歩いて、昔からの友人と会って話した。 ふと過去のLINEを遡ると、この3人だけで会うのは2年ぶり。 同じコミュニティの誰かの結婚式とかで会ってはいたけど、集まろうよと言って会うのがこんなにもひさしぶりなことにびっくりしながら。 2年前に会った時はこの3人のうちの1人の結婚を祝ったのだけど、今回は子どもを連れている友人と、もうすぐ出産する友人というふうにみんなの状況が変わっていて、感慨深いところがあった。