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帰国日記(22.5.28-22.11.30)

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韓国の留学生活を終えた、30歳の私の話。地元や家族の話が多くなる予定です。
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#30代女性

仕事をストップするもどかしさを忘れない

渡独を控えて、今月からお仕事を少しおさえ気味です。例えば、個人で提供しているコーチングセッションのクライアント募集を休止しました。 だけど不思議なもので、こういう時こそお仕事の案が浮かぶし、私のサービスを求めてくださる方と出会います。 本当はすぐにでもご一緒したいし、力になりたい気持ちでいっぱいです。 だけど、気持ちのままにお受けしてしまったらご迷惑をかけてしまうので、今は一旦セーブです。 いま感じているこのもどかしい気持ちを、忘れないでいようと思います。 未来の整

選択のできる、この世界

渡独準備として、もう一人のおばあちゃんに会ってきた今日です。 「うちの家族には問題がある」とはこれまでも書いてきましたが、案外「結婚」「出産」のような話は親から出てこないところがあります。 これは私にとっては落ち着くことです。 コーチングを学んで1年超。ある程度の話なら、私はただそのままに受けとれるようになりました。 「これがこの人の価値観なんだな〜」と、穏やかに思うことができます。 それで、今日は久しぶりに、「結婚」や「出産」の話に出会いました。 やっぱり少しも

存分に見送られようと思う

渡独渡独とnoteでは言っている最近ですが、プライベートの友人たちにはあまり伝えていません。 なんだか見送ってほしげに思われるのも嫌だし、知らせた上で見送ってもらえないと寂しさもあるし、言わないのが一番だな〜と選択しました。 それでも、大事な人には伝えました。「ちゃんと見送りたいから、去るときには教えてね」と言ってくれた友人がいたから。 その、少数だけど大事な友人たちに見送ってもらって、ドイツに出国しようと思っています。 見送られるのは苦手 私はどうも、見送られるこ

日本でのキャリアを諦めていた自分に気がついた

少し前、「この企業で働きたい!」と思う会社に出会い、勢いで履歴書と職務経歴書を仕上げて応募しました。 ただ、私は近々ドイツに移る予定があり、この企業と物理的な距離や時差があっても働けるのか?と言う心配がありました。 この不安を解消してからでないと応募はできないから、まずはカジュアル面談を受けたい。 だけど、とっても共感する企業なので、私のことは知っていただいてうえで面談のご判断をいただきたい。 そう思ったので、すべての書類をそろえたうえで、面談のお願いをしていたのでし

家族がいないと生活ができていないから、私は頭が上がらない

何が忙しいのかわからないけど忙しい時ってありますよね。私は今がその時です。 ドイツへ移る準備が佳境になってきて、毎日が意思決定の連続です。 偶然にも今月から固定のお仕事の量が少し減ることになっていたのだけど、神様ありがとうという気持ちです。 決まった当時の私はもっと体験を積みたい時期だったので、減ることをちょっと残念に思っていました。 だけど、減っていなかったら大変なことになっていたと気づくこの頃です。 ほんとうに、何かによって未来はちゃんと仕込まれているのだと思い

最近どうと、親戚に聞かれることが嫌いだった

今日はお彼岸。社会人になってから、この時期に地元にいることは少ない。 でも、今年は実家に住んでいる。おばあちゃんの家での集まりに参加するのはいつぶりだろうと思いながら、今年はお彼岸の集まりに行ってきた。 久しぶりに集う、いとこたちとの会話も楽しみにして。親戚で集まることは窮屈さがあるけど、いとこに会えるのは嬉しい。 親戚で集まる=生き方の採点をされる 親戚が集まると、必ず聞かれること。 「aimiちゃんは、いまどんな仕事をしてるの?」「仕事はどう?」「この先はどうす

大学生ぶりに、髪を自分で染めた日

大学生、日々の出費にまだドキドキしていた頃。私は自分で、髪を染めていた。 お風呂に入るついでに、買ってきた染髪剤で髪を染める。面倒だけど、そうすれば安く済むから。なんとか工夫して、自分ひとりで染めていた。 社会人になってからは、手間をお金で解決するほうが圧倒的に大事になって、自分で染めることはなくなった。 でも今日は、学生ぶりに自分で染めた。全体ではなくて、インナーカラーのみだけど。 でもこれは、会社員を手放しているいまの私にとって、とても大事な体験。 髪はサロンで

弾丸で家族旅行をしたので、帰国中の未完了を1つ終えた

少し前に話題に持ち上がったまま、保留になっていたもの。何かといえば、地域割を使った家族旅行です。 どうしようね〜と話したままになっていたけど、急に話が持ち上がり、行ってきました。一泊二日で、県東部へ旅行。 実は車での家族旅行は、私にとって最もソワソワするものです。 なぜかといえば、私にとって一番大切なひとたちが乗り合わせている環境に、事故が起きたりでもしてしまったらと考えてしまうから。 そんな緊張感を持ちながらも、無事に旅行をしてきました。家族での思い出が増えた旅行を

お盆が終わり、終戦日も過ぎたいま、「日常」に戻っていく。

今年もお盆が終わった。何をしたわけでもないけど、お盆期間とは一種の祭り期間だと、日本の田舎で生まれ育った私にはインプットされている。 今年のお盆は、会社員の父が休みをとって家にいたり、家族で日帰り旅行に出かけたり。そうだ、みんなで焼肉&ピザパーティーもした。 今日は盆の明けだね、みんな(またあちらの世に)帰っていくねと、今朝は母が話していた。 お墓参りに行けないくてごめんねと、胸の内でおじいちゃんたちに手を合わせながら、盆の明けを感じる朝だった。 お盆が終わった、終戦

コロナで自由が効かないからこそ、頭をからっぽにして夏だけを味わった

ほんとうなら、東京で過ごすことにしていたこの週末。 コロナの感染者が増えすぎてしまったから断念して、7月の楽しみが消えてしまったとガッカリしていたところ。 これ以上ないタイミングで友人が来てくれたので、夏にどっぷりと浸ってきた。 地元を誰かに案内する コロナが起きてから2年と少し、誰かが地元に来るなんていうイベントは起きなかった。 むしろ私自身も遠慮して帰っていたわけで、誰かに来てもらうなんてもってのほかだった。 地元のおいしいごはんを、友人と食べることが好き。コ

知っていることと知らないことで、私たちは形を成している

ここ最近の私の関心ごとは、日本の政治と歴史である。 日本はなぜこんなふうになってしまったのか、また日本は海外からどのように見えているのか。 謎解きをしたくて、本を読んでいる。 いま読んでいる本 いま私が読んでいるのはこちら。 この本の感想文はまた今度書くこととして、私たちは知っていることで形成されていると改めて感じる。 例えば、日本の戦略戦争の歴史を、私は最近まで知らなかった。なぜ知ったかといえば、ウクライナの戦争が始まった頃に読んだこの本がきっかけ。 知らない

インプットの強化月間

意識的にインプットを開始した7月。学習欲はすぐに落ちるかと思ったけど、案外まだ落ちないどころか増してきている。 学ぶことは楽しい。知識を取り込むだけだと満杯になって飽きてしまうから、適度にガス抜きをしながらやるのが楽しい。 インプットをする目的 いま私がインプットをするのは、学びたいこととワクワクする理由があるから。 理由がない時、あるいは理由にワクワクしない時、私はどうも体が動かない。時間はあっても学習に向かないことなんて、今までにはザラにあった。 じゃあなぜいま

難しいことは置いておいて、私はしばらく母といたい

急に昨日の夜から考えていること。予定よりも長く、実家にいてしまおうかということ。 この帰省には終わりがある。それは私と家族の共通認識で、だからきっといまがうまくやれているのだと思う。 だけどいまの私は、なんとなく急いで家を出たいと思えない。 まだもう少し、母の近くにいたい。祖母の近くにも。あ、父の近くにも、とも、言っておくか。 という冗談はさておき、もう少し長くここにいてしまおうかと本気で思っている。私の人生なのだから、私が決めていいことだ。 早くまた出ようと思って

ピルへのアクセス(日本編)

韓国留学中に、こんな記事を書いた。 韓国ではピルが薬局で買えて、なんと初回の購入にかかった滞在時間は20秒だった。 日本では処方箋がないと手に入らないし、医師の判断次第では保険適用にしてもらえないとも聞いたことがある。 (私も初めて行った病院で、「○○だから保険適用になります」と説明を受けた。) 病院を受診することの意味は、一定理解しているつもりではある。というか、もともと婦人科は定期的に受診している。 それでも、疑問はたくさんある。ここに少なくない怒りがある。そん