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セクハラのトラウマと私らしさ

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私の人生から切り離せない、セクハラもとい性被害の記憶。何が起きたかと言われたら、私がそれを説明できたとしたら、「なんでそれがトラウマになるの?」と思われることだと思うのです。でも…
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#アラサーOL

スシローは、私にとって泣く場所らしい

うちの家族の行きつけのお店、スシロー。何か良いことがあったら、スシローに行く。特になくても、スシローに行く。 そんなスシローは、私にとっては泣く場所らしい。家族に弱みを見せられない私が、なぜか涙を見せてしまう。私と家族にとって大事な場所なようだ。 セクハラで精神を病んだこと 2年半前の私は、クライアントから急に受けたセクハラ(という言い方は本当は嫌で、私は性暴力と言いたい)に、精神を病んでいた。 その事実はもちろんショックだったし、世の中のおじさんたちを全員受け付けな

【コーチの私がコーチングを受けたら】トラウマを火葬場で骨にした今日

どんな言葉でこのnoteを書き始めようか。そんなことを考える余裕もないほどに、いまの私は興奮しています。 THE COACH Academyというコーチングスクールで学び始めて半年。今月からプロコースが始まりました。 ▼入会した時の記事はこちら THE COACHでの学びは、私の人間的な部分を成長させてくれています。特にいまのプロコースは、コーチの器を育むことがテーマのひとつです。 今日も私のひろがりを実感したので、書き残しておきたいと思います。 じわじわ出てきたト

トラウマを観察する

昨日ふと、自分のなかに根付いているトラウマに気づきました。 私のトラウマ どんなトラウマかというと、過去にクライアントからセクハラを受けたことにまつわるトラウマです。セクハラ自体もショックだったけど、その後当時の上司から向けられた悪気のない言葉にたくさん傷つきました。 セクハラという表現だとイメージが軽すぎてこの言葉自体を呪ってしまうくらい、こういう行為は暴力的で精神的に被害者を苦しめると感じます。 実際私も被害を受けてから2年以上経ちますが、ふとした時に昨日被害に遭

自分を言葉にすること

昨日書いたこちらの記事。 会社でも人事発表があり、周りの方から「次は何をやるの?」と聞かれるようになりました。 次にやるのは、自己実現としての海外移住と、ずっと課題感のあった女性の生きづらさの改善。こんなふうに、結構おおまじめに答えています。 胸を張って夢を語る 私はもともと、やりたいことを大声で言えるタイプではありません。 どちらかというと、陰でこそこそ活動していたいタイプ。自分のことを他人にあまり知られなくてもいい、理解されなくてもいいというタイプです。 でも

ひととしては好きだけど、思想は合わないと思う悲しさ

昨日、小田急線での事件について書きました。 ほんとうに、差別は至るところにある。 女性蔑視に基づくものの見方や攻撃は、実はたくさん日常に潜んでいる。例えば、少し前に書いた夫の仕事の都合で退職をした女性に「早く働け」と言った同僚の話も、女性蔑視が根底にある話だよなと思っています。 思想が合わないこと 最近またひとと話す機会があって、モヤモヤしたことをツイートしていました。 つい昨日見たツイートに激しく共感したのですが、女性差別に関する話は日常にたくさん転がっているけど

セクハラそのものも許せないけど、無意識な第三者からの一言も考えもの

1年ほど前、私はクライアントからセクハラを受けた。 こんなにもわかりやすいセクハラは初めてで、というかこれは性暴力と言ってもいいのではと思っていて、セクハラとかいう軽い言葉を作ったひとを呪った。 こちらのダメージは、精神的な死のように思ったからだ。 当時、じぶんが受けたものを受け止めきれないまま、すがるように相談をしたのは上司だった。 最初こそ親身に聞いてくれて、精神的に救われたのだけど、状況を聞かれて話すうちに彼の態度は変わった。 辛かったねと言ってくれた上司私がただ