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セクハラのトラウマと私らしさ

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私の人生から切り離せない、セクハラもとい性被害の記憶。何が起きたかと言われたら、私がそれを説明できたとしたら、「なんでそれがトラウマになるの?」と思われることだと思うのです。でも…
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#性被害

男女の見る世界は違う、とりわけ性被害においての話

会社員の頃、私は性被害にあった。それからずっと男性のことが無条件に怖くて、なかなかに生きづらいものを抱えて生きているなと思っている。 それでもいまの恋人は不思議で、最初はやっぱり怖かったけれど、丁寧に距離をとってくれる彼のことを私は少しずつ信じるようになった。関係を始めるとなってからは、怖さもどこかへ飛んでいった。そんなわけで、家族以外の唯一怖くない男性が、いまの恋人である。 彼にも私の性被害の話はしている。私が彼から距離をとるのを見て何かあると気づいたようで、関係を始め

プラハ旅行はトラウマを私らしさと受けとめるための時間だった

4月のあたまに行ったプラハ旅行のことを、3週間ほど経ってやっと書きます。というのも、実はこの期間、私にとっては少し辛い期間でした。 旅行自体はとても楽しくて、一緒に行った友人たちともたくさん話して、仲も深まり帰ってきたのです。 だけど、それとは別のところで、私は私のトラウマに再び気づき、受け入れるための時間を過ごしていました。 やっと私は、これを書ける状態になりました。私にとって大事な体験だったので、ここに書き残しておこうと思った次第です。 過去のセクハラの記憶と、今

コーチの私がカウンセリングを受けたら、半年ぶりのセッションでトラウマの理解が進んだ

半年前に一度閉じたカウンセリング。前回とは違うカウンセラーの方とともに、今日から再開をしました。 前回のメインテーマは家族との関係性でしたが、今回はセクハラのトラウマからのスタートです。 でも実は、前回のスタートもこれでした。性被害とそのトラウマ、なんとも厄介なものを抱えて生きてしまっているなと自分でも思います。 でも私は、まだ肩をおとしません。きっともっと生きやすくなる未来があると信じて、カウンセリングを再開します。 ▼前回の記事 ▼マガジンのこと セクハラの記

【コーチの私がコーチングを受けたら】トラウマを火葬場で骨にした今日

どんな言葉でこのnoteを書き始めようか。そんなことを考える余裕もないほどに、いまの私は興奮しています。 THE COACH Academyというコーチングスクールで学び始めて半年。今月からプロコースが始まりました。 ▼入会した時の記事はこちら THE COACHでの学びは、私の人間的な部分を成長させてくれています。特にいまのプロコースは、コーチの器を育むことがテーマのひとつです。 今日も私のひろがりを実感したので、書き残しておきたいと思います。 じわじわ出てきたト

セクハラそのものも許せないけど、無意識な第三者からの一言も考えもの

1年ほど前、私はクライアントからセクハラを受けた。 こんなにもわかりやすいセクハラは初めてで、というかこれは性暴力と言ってもいいのではと思っていて、セクハラとかいう軽い言葉を作ったひとを呪った。 こちらのダメージは、精神的な死のように思ったからだ。 当時、じぶんが受けたものを受け止めきれないまま、すがるように相談をしたのは上司だった。 最初こそ親身に聞いてくれて、精神的に救われたのだけど、状況を聞かれて話すうちに彼の態度は変わった。 辛かったねと言ってくれた上司私がただ