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セクハラのトラウマと私らしさ

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私の人生から切り離せない、セクハラもとい性被害の記憶。何が起きたかと言われたら、私がそれを説明できたとしたら、「なんでそれがトラウマになるの?」と思われることだと思うのです。でも…
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#退職

見た目を褒められるのが苦手だった私へ

若かった頃、女性としての私の魅力は26歳がピークだと思っていた。社会人になるのが22歳、社会人4年目には26歳になる。そこが女性のピークだと。 社会に出てたった4年で、ピークが過ぎるなんて早すぎる。結婚が1つのゴールならば、大学のうちか社会人なりたての頃には恋人がいないと詰む。 いまとなっては、これは私が勝手に持っていた呪いなのだとわかる。でも、当時はゆるぎのない、どうにもできない呪いだった。 今年32歳になる私は、いまの私の見た目が好き。ちょうどいまが26歳の恋人は、

営業もできない営業職だったけれど、自分で生きられていることを褒めたい

前職は会社員。誰もが知るような大手企業で営業職をして、最後は本社で勤める経験もして、はたから見れば華やかなキャリアだったと思う。 でも、当事者である私は、一度もそうは思えなかった。営業職時代の私はいろいろはき違えていたし、セクハラに遭って心を病んだ。 本社勤務でマネジメント職に移った私は、コロナの時代の遠隔マネジメントに適応できず、うつの診断をもらった。 わりと人生のどん底まで落ちたと思う。もちろん、落ちなくていいのなら落ちたくはなかった。でも、落ちてしまった私はここま

前職でのことは資産にはなっている

久しぶりにベルリンの空が晴れた。ここ最近は、ずっと天気が悪かった。 こんな日は、出かけなきゃもったいない。家に直帰している場合ではない。今日一緒にお昼を食べてくれる人はいないかと、朝から考えていた。 休み時間は、いつものように一度教室の外へ。日本人の友人に会った。 天気もいいし、ごはんでもどう?とお誘いして、ごはんを食べに行くことにした。残り1時間半の授業は、ワクワクソワソワしながら受けた。 あらためてする今までの話 海外に住むというのは、簡単なことではない。お互い

【コーチの私がカウンセリングを受けたら】トラウマに向き合うために、カウンセリングを受け始めました

ちょっと勇気が出なくて、ここではまだ書いていなかったこと。実は、カウンセリングを受け始めました。 カウンセリングを受ける目的を自分のなかで言語化できていなくて、でも何だかいまの私は受けた方がいい気がすると感じたから、少し前から受け始めたもののここに書いてはいませんでした。 カウンセリング自体は初めてではない(前職でうつになった時に数回利用した)けど、今回のようにじっくりテーマを決めて話すのは初めて。 同じカウンセラーの方と話し続けるのも初めてで、コーチングとの違いを感じ

自分を言葉にすること

昨日書いたこちらの記事。 会社でも人事発表があり、周りの方から「次は何をやるの?」と聞かれるようになりました。 次にやるのは、自己実現としての海外移住と、ずっと課題感のあった女性の生きづらさの改善。こんなふうに、結構おおまじめに答えています。 胸を張って夢を語る 私はもともと、やりたいことを大声で言えるタイプではありません。 どちらかというと、陰でこそこそ活動していたいタイプ。自分のことを他人にあまり知られなくてもいい、理解されなくてもいいというタイプです。 でも