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セクハラのトラウマと私らしさ

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私の人生から切り離せない、セクハラもとい性被害の記憶。何が起きたかと言われたら、私がそれを説明できたとしたら、「なんでそれがトラウマになるの?」と思われることだと思うのです。でも…
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2023年4月の記事一覧

プラハ旅行はトラウマを私らしさと受けとめるための時間だった

4月のあたまに行ったプラハ旅行のことを、3週間ほど経ってやっと書きます。というのも、実はこの期間、私にとっては少し辛い期間でした。 旅行自体はとても楽しくて、一緒に行った友人たちともたくさん話して、仲も深まり帰ってきたのです。 だけど、それとは別のところで、私は私のトラウマに再び気づき、受け入れるための時間を過ごしていました。 やっと私は、これを書ける状態になりました。私にとって大事な体験だったので、ここに書き残しておこうと思った次第です。 過去のセクハラの記憶と、今

コーチの私がカウンセリングを受けたら、半年ぶりのセッションでトラウマの理解が進んだ

半年前に一度閉じたカウンセリング。前回とは違うカウンセラーの方とともに、今日から再開をしました。 前回のメインテーマは家族との関係性でしたが、今回はセクハラのトラウマからのスタートです。 でも実は、前回のスタートもこれでした。性被害とそのトラウマ、なんとも厄介なものを抱えて生きてしまっているなと自分でも思います。 でも私は、まだ肩をおとしません。きっともっと生きやすくなる未来があると信じて、カウンセリングを再開します。 ▼前回の記事 ▼マガジンのこと セクハラの記

営業もできない営業職だったけれど、自分で生きられていることを褒めたい

前職は会社員。誰もが知るような大手企業で営業職をして、最後は本社で勤める経験もして、はたから見れば華やかなキャリアだったと思う。 でも、当事者である私は、一度もそうは思えなかった。営業職時代の私はいろいろはき違えていたし、セクハラに遭って心を病んだ。 本社勤務でマネジメント職に移った私は、コロナの時代の遠隔マネジメントに適応できず、うつの診断をもらった。 わりと人生のどん底まで落ちたと思う。もちろん、落ちなくていいのなら落ちたくはなかった。でも、落ちてしまった私はここま