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【塾長日記】第3回日本語教師オールスター収穫祭in丸の内 今年も大収穫でした!


皆さん こんにちは。
日本語教師アイディア塾塾長の竹丸勇二です。

今年も、ハロウィン🎃とともに、
第3回目の日本語教師オールスター収穫祭を
先週末、無事に終えることができました^^

会場にお越しくださった皆さま、
オンラインでご参加くださった皆さま、
本当にありがとうございました。

今回テーマは
「進め!シン日本語教師
 好きなこと、得意なことでチャンスを楽しむ」

 
と題し、2つのワークショップを中心に開催しました。

今日はその1つ目のワークの内容と様子を皆さんにお届けします。

収穫祭の第1部は、
早稲田大学名誉教授による
細川英雄先生の特別ワークショップです。


シン日本語教師として、これから何を目指し、
どんなチカラを身に付けたらいいのか・・・


というテーマの中で、

まずは、戦後の日本語教育として
3つのタイプがあることを全体で確認・整理しました。
 
1,  文型積み上げ
2,  コミュニカティブ
3,  対話活動型
 
この3つの流れは日本語に限らず、
世界の言語・哲学・思想の教育の潮流でもあると、
ご教授くださいました。


そのうえで、

それぞれ、一長一短あり、
それ一つで、完璧だというものはない。
教育は、学習した人の後の人生を見なければ分からない。

「どれがダメで、どれがいいという訳でなく、
言語教育に、『魔法の杖』はないんです。」
とおっしゃいました。

早稲田大学名誉教授 細川英雄先生


「ただ、どの教育によったとしても、
シン日本語教師は、「日本語を教える人」ではなく、

学習者一人ひとりが日本語で活動できるように、
「学習者のモチベーションを上げる支援者であってほしい。」

と、私たちに優しい笑顔でメッセージを送ってくださいました。



私は、細川先生の
「学習者のモチベーションを上げる存在であってほしい。」という言葉に
強く共感しました。

これからの日本語教師は、外国人の「エンパワーメント」
支える存在でなければならないと思います。

外国人のエンパワーメントとは、
日本で暮らす外国人が、
社会の一員として自立的に生活し、
本来持っている能力や自分らしさを発揮することです。

それを支えるために、
日本語教師や日本語教育は存在するのです。

そのために、私たち日本語教師には、
仲間同士で学習者にとってより良い日本語授業を
「探求」していくことが求められますね。


講演に続く、その後のワークショップでは、

どんな日本語教師を目指すのか?
どのタイプをえらぶのか、その理由、
実践することへの不安・疑問

等について、
日本語教師同士で、協働学習しました。

細川先生のワーク中、対話が止まらない会場の熱気に
この仕事に真剣に向き合う方々と
時間を共有させて頂いているように感じ、
胸が熱くなりました。


参加された方々の笑顔を拝見して、
間違いなく「大収穫だ!」と確信し、私は興奮を抑えられませんでした。

丸の内の会場で


来春以降、日本語教育機関では、
文部科学省の認定により日本語教育の質の維持向上の担保が
なされていくことになります。


これからの新しい日本語教育の形は、
誰かが与えてくれる訳ではありません。

誰かが「正解」を待っているわけではない。

私たち、一人一人の日本語教師が、
目の前の学習者と接する中からヒントを得て、
自らの手でつくり上げていくものになるはずです。


「授業の探求を行う日本語教師」の
仲間の協働が、今後一層、必要になります。

日本語教育も、日本語教師も
新しい時代を迎えたのだのだと私は思います。


ここから第2部へと続きますが、
それについてのお話しは
次の塾長日記でしたいと思います。

気温が下がってきましたね。
お身体ご自愛ください。

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開催日程
◆【読解授業】  11/5(日) 20:00 ~ 21:30
◆【初級文法導入】11/11(土)9:30 ~ 11:15
◆【読解授業】  11/11(土)20:00 ~ 21:30
◆【読解授業】  11/14(火)9:30 ~ 11:00
◆【初級文法導入】11/14(火)20:00 ~ 21:45
◆【初級文法導入】11/21(火)20:00 ~ 21:45

定員になり次第、閉め切らせて頂きますので、
お早めにお申し込みください。
お申込みはこちらからです。