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生きる理由をくれた人


私は幼い頃からずっと「生きる理由」がわかりませんでした。

私にその「生きる理由」をプレゼントしてくれたのは今の主人でした。


「生かされているのだから感謝」や「生んでくれた親に感謝」など所詮「綺麗事」だと思ってきました。

なぜそれを「綺麗事」だと思ってしまうかという理由は、私は生みの母に「産まなければよかった」と言われ、親の愛情を感じることなく育てられたからでした。


自分には「生きている価値」があるのか…と常に心にひっかかりを持ち続けていました。

24歳で結婚して子どもを授かっても、その思いは変わりませんでした。


そして34歳で離婚。
人生はうまくいかないものだと日々思い、自分の命をさらに軽く考えるようになりました。


そんな日々の中、今の主人と出会います。そして36歳で再婚。

主人は何に対しても「真っ直ぐ」な人でした。


私が事あるごとに、フラッシュバックを起こし暴言を吐き、息苦しさからの発作が起こって何度も「命を絶つ」と発しても主人は揺らぐ事なく諦めませんでした。


「俺はお前と生きたい」


発作が起こるたびに何度も何度も言われた言葉でした。
そして主人はこんな厄介な私から絶対に逃げることはありませんでした。


はじめてでした。


自分を丸ごと全て受け入れてくれる人に出会ったのは…


今までの人生の中で、はじめて「無償の愛」をくれる人が主人でした。


そして私に「生きる理由」をくれました。
この人の為に「生きる」という理由を。

私は主人とともに今を生きています。



私という人間を心から「必要」としてくれた主人に心から感謝しています。




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