何故、自死を決意したのか

何故、自ら死ぬことを選んだのか

まず第一に家庭がうまくいってなかった。
妻と、子が3人
傍から見れば幸せな家庭だったのかもしれない。

けれど外から見て感じることと、その中に居て感じること、
必ずしも同じとは限らない。
例えば動物園の檻の中と外。
例えばテレビの中と外。

妻からはよく「結局あなたは最終的に自分のことしか考えてないよね」とよく言われた。
所謂、自己中心的だと。
それでもある程度は人のことを思いやり
人に合わせて行動したり
一般的な常識は持ち合わせていた。
相手のために自分が変わろうと努力もした。

ある意味、自分を殺して生活していたのだと思う。

そして第二に、まぁこれが最大の理由でもあるのだけれど
いつ頃からか、死に対しての恐怖やネガティブなイメージ等が無くなっていた。
むしろ歓迎するような。
もういつ死んでもいいやって思ってたし
なんなら夜道でこのまま車に轢かれて
即死せんかな、とか。
別に我が生涯に一片の悔い無しってほどやりきったわけでも、人生に希望なんてありゃしないって絶望してたわけでもない。
ただ「死」というものが常に頭の片隅に居座ってた。

だからその日の朝、仕事に行く前にちょっとした言い合いがあって
『今日家に帰ってもめんどくさいな、もういいや死んじゃお』と。
覚悟を決めて、というよりは実に自然な心持ちで
思っちゃって。

一度その考えに辿り着くと、それ以外のことは考えられなくなっていた。
視野狭窄。

結果、「最終的に自分のことしか考えてないよね」

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