見出し画像

初めてのパニック発作

私は15年前に突然、パニック発作を引き起こしました。

当時、息子は3歳。
特に手もかからず、周りの子に比べて,
とても育てやすかったので、思い悩むこともなく楽しく過ごせていました。

15年前の12月のある日の夜。
主人は夜勤でいなかったので、
息子を早く寝かせて、お一人様時間を楽しんでいました。

当時、タレントの飯島愛さんが亡くなられたニュースが世間を騒がせていました。
36歳だった飯島さん。
テレビでよく見ていた人気のタレントさんが、この若さでお亡くなりになられるなんて…
当時の私は衝撃を受け、ショックでした。

このニュースが連日話題となっていて、息子のかわいい寝顔を眺めて…

私、こんな可愛い子を置いて死んでしまうなんてありえない!

そんなことを考えながらお手洗いに行き、
用を済ませて立ち上がった瞬間!
今まで感じたことのない激しいめまいに襲われ、同時に音が聞こえそうなくらいの動悸。過呼吸。
過呼吸からの手足の痺れ。
名の通りパニック状態。

主人はいない。
まず、気づいたら実家に電話していました。
私の悲壮な声に両親も驚いて「すぐに行く!」と言ってくれて、それから119番通報しました。

パニックの私は「呼吸ができないんです!」と言ったけど、生きてるので呼吸はできている。笑

電話口の女性は私の状況を分かっていたと思います。
「大丈夫ですよ~ゆっくり呼吸しましょ~」
「吸って~~吐いて~~」言われる通りに呼吸を続けた。
「どうですか?痺れマシですか?」と聞いてくれた時は、本当に痺れはマシになっていました。
「今から救急車で行きますね。大丈夫ですよ。ちょっと待っててくださいね。」
とても優しい方でした。
両親が駆け付けた頃、私の顔は真っ青だったらしい…

そして、近くの病院に運ばれて、謎の注射を太ももに打たれました。
何かわからなかったけど、精神安定剤だったのだろう。

点滴をして、付き添ってくれた父とタクシーで帰りました。

さっきのは何だったんだろう?

人ごとに感じるほど、いつも通りに戻る。

これが典型的なパニック発作です。

そして、次の日も仕事があるのに、深夜に来てくれた両親。
息子を預かってくれた姉家族。
当時、小学生だった甥は、私が救急車で運ばれたことを心配して泣いてくれたらしい。
息子は寝ていたので、状況把握がまだちゃんとできてなかったのが不幸中の幸い。

体は大丈夫だけど、みんなに迷惑をかけてしまった…心配をかけてしまった…

こうして罪悪感だけが残りました。

これが私を15年間苦しめたパニック発作の始まり。 

この日から何となく、自分に違和感を感じながら生活を始めた…

その後は、次回に続く…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?