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目に見えない世界のこと

私は特に霊感が強いわけでも、何かの声が聞こえるわけではありませんが、目に見えない世界について、ただ「ある」んだなと思っています。なんというか、「見えない」=「ない」と思ったことがありません。昔から、自分の身に不思議な出来事が起きたり、人様のそういう話を聞いたりしても、ただ「そうなんだ、面白い」と思うタイプでした。

そんな私のいまの目標は、霊的覚醒をすることです。霊的覚醒とは、私の認識では、「宇宙と繋がっている」「目に見えない存在を認識できる」ということです。

いつからそういう世界に興味を持ちはじめたのか思い返してみると、美術大学に入学した頃かもしれません。

誰かに与えられた課題ではなく、自発的に自分の絵を描きはじめたのがその頃でした。抽象的なものが中心で、絵を描くときに、いつも頭の少し上に浮かぶ、雲のようなもやもやっとしたところにアクセスしていた感じがあります。論理的なことが苦手で、社会に出るまで「感覚だけで生きていきたい」と心底思っていました。

吉本ばななさんの本を読み始めた影響も大きかったと思います。ばななさんは、その頭の上にあるもやもやの中にあるものを言語化するのが上手い人だと感じていました。

それから大学の哲学の授業で、「いま目に見えている世界しか存在しない」という考え方を知ったのも衝撃でした。それは、今自分の視界の外は真っ暗闇でなにも存在しておらず、振り返った瞬間にできあがる(!)というものです。(調べたところ「非実在性」というやつかもしれませんがよくわかりません…)

そういう見方をはじめて知り、同じ場所にいても、私が見ている世界と隣にいる人が同じものを見ているとは限らない。自分というもの(魂)が真っ黒い箱(体)に入って、そこに自分で空けた穴(心)から世界を見ているんだと認識するようになりました。

今はそういう目に見えない世界や、宇宙について知覚できる方が発信しているものに積極的に触れ、じわじわと意識の拡張をしていっているところです。


写真は2016年に行ったイギリスのグラストンベリー・トーです。

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