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絵の変化は、進化の歴史

長い間続いている漫画は、初期の頃からすると絵がガラリと変わるものがある。週刊で連載するくらいの漫画家さん達なので、もちろん最初から上手い。ただ、そこから更に漫画の内容に合わせて絵が変わっていく漫画もたくさんあると思う。

最近「呪術廻戦」という漫画にハマっている。

『呪術廻戦』(じゅじゅつかいせん)は、芥見下々による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2018年14号から連載中。人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いたダークファンタジー・バトル漫画。

wikipedia参照

僕はこの漫画の単行本に関して、とても変な読み方をしている。最新の26巻から、25巻、24巻と22巻までくだり、その後は8巻と9巻をつまみ読み。そして、今日0巻を手にした。

22巻〜26巻で、「五条悟」と「夏油傑」という気になるキャラクターを見つけ、8巻〜9巻で彼らの過去の学生時代を知った。
その上で物語が始まる前の0巻を読み、全ての繋がりに「こりゃすげぇや」と感心しっぱなし。漫画家って、天才だなと改めて思う。絵が上手い+話も創るって、誰でもできることじゃない。才能って、こういうことなんだろうなぁと実感した。

僕は漫画を最新巻から辿っているので当たり前だが、最新巻の絵が1番洗練されていると思う。それに比べると8〜9巻は、まだ少し荒いような気がした。と、すると0巻はどうなんだろう?
気になって見てみたが、少し驚いた。

あ、こんな風に描けるんだ。

どの巻よりも1番少年漫画っぽい絵だった。更に驚いたのは、0巻のエピソードが描かれたのは連載よりも前。しかも、読み切りで描かれていたので当初は連載する予定では無かったという。

ということは、話の内容に合わせて絵が変わってきているということ。Wikipediaでの説明に「ダークファンタジー・バトル漫画」とあるが、現在ではまさにそれを反映させたような絵になっている。

一連の絵の変化は、進化の歴史でもあると思う。
漫画には、こういう楽しみ方もあるなぁと最近気付いた。小学生くらいの頃から漫画好きだったが、大人になってもまだこれは続きそうだ。

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