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あがいてみる

一冊本を読んだところで、すぐに何かが得られるわけじゃない。
一回話を聞いたからって、全てを理解できるわけじゃない。

多分、100ページを超える本を読んだとしても本当に役立つのは2〜3行。
多分、1時間話を聞いたとしても、本当に大事なことは10分あれば良いほう。

このことにふと気付いた時、広い海に小舟で漕ぎ出すような途方の無さを感じる。どこに向かって、どれだけ漕げばいいのか。迷うとまた手が止まる。

でも。それでも。
たった一冊の本から最終的に残るものがどんなに少なくても、それらは自分に蓄積されていくと信じている。だから、何か行動を起こせば、ほんの数ミリでも前へは進むはず。やってマイナスになることは、きっと無い。

今はまだほんの小さな蓄積が、これからの大きな前進を生みますように。

今日もまた一冊、本を読んであがいてみたりする。


(note更新247日目)

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