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歳を重ねると良いお肉が食べられなくなってくる問題

今日は仕事で、宮崎牛のスチール撮影があった。
撮影する肉の部位は「ロース」と「モモ」。
撮影はとても順調に行われた。

撮影中の宮崎牛

お客さんにも立ち会ってもらって、みんなで満足いく写真を撮影することができた。

だいたい、こういう撮影の後は撮影スタッフでの試食会になる。
テレビでよくある「残りはスタッフで美味しくいただきました」的なやつだ。

皿の上には、撮影に使った宮崎牛のロースとモモが山盛り。もちろん、ちゃんとした料理人に焼いてもらっているので肉の状態はお墨付き。
ただ、みんな口を揃えて言う。

「1切れか2切れくらいで大丈夫」

撮影スタッフは若い人で30代前半、上は40代半ば。僕でも割と若い方だ。

「本当ですか、自分は割といけると思います」

皿に盛られた肉をひょいひょいと箸でつまみながら口に入れていく。

…旨い。さすが宮崎牛。

「もちろん、美味しいよ!美味しいのは分かってるんだけどね。なかなか脂がしんどくなってくるのよ」

そう言うのは40代のカメラマン。

「分かる、そうなんですよね」

追随するお客さんと、同年代の料理人。
結局、半分以上の肉はその場で食べきれずに持ち帰りの流れになった。

「いやーまだまだいけると思うんですけどねー」

なんて、余裕ぶっこいていた僕だったが、撮影が終わりしばらくするとお腹の具合がおかしくなってきた。

身体は正直。
気持ちでは全然いけるのだが、身体には少し重すぎたようだ。

歳を重ねると、良いお肉が食べられなくなってくる問題。
漏れなく、自分も該当していることが分かった。

なんか、歳を取ってしまったようで少し悔しい。


(note更新289日目)

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