弁当づくりの裏側では
昨日、息子のために弁当を作った。
詳細はコチラ↓
実は、昨日のnoteで描ききれなかった舞台裏がある。
玉子でスクランブルエッグを作り、メインの豚肉を焼き、ソーセージを炒めた後で、人知れず取り掛かった作業があった。
それは、海苔とチーズでミニオンの顔を描くこと。
本当はスクランブルエッグを顔に見立てて、ミニオンのキャラ弁にしようと目論んでいた。
こんな感じで↓
これが出来たら、息子も弁当箱を開けた時にビックリ!
周りの友達からも注目の的!
「父ちゃんすげー!」と父親としての株も爆上がり。
こんなストーリーを思い描いていた。
弁当箱の半分をスクランブルエッグで埋めた後に、顔を作る作業に取り掛かった。この時の気持ちはとてもワクワクしていた。「やったるぜー!」って感じで。
早速、用意していたキッチンバサミで、海苔を切る。
ミニオンのメガネのように丸く、丸く…切れないっ!
…あれ?おかしいな。全然丸にならない。
四苦八苦しながら不恰好の丸を切り終えた。
…うーん、どうだろう。これは…。
はい次。
スライスチーズをハサミを使ってミニオンの目を丸く、丸く…切れないっ!!全然切れない、チーズ!
ハサミの刃にくっついて丸くもならない。グッチャグッチャ。そのまま全部を口に放り込んで無かったことにした。
…あれ?おかしいな。「簡単!ミニオンのお弁当」って書いてあったのにな。全然簡単じゃない…。
とりあえず、チーズを切るのは諦めてソーセージを薄く輪切りにして目の代わりにすることにした。
そして、作ったパーツをいざ玉子の上へ!
綺麗に配置を…綺麗な配置に…全っ然ならないっ!!
玉子に各パーツが全然くっつかない。
すぐ位置がズレる!
うおおお…できねぇえええ!!
もういっそのこと、無理やり作った不恰好なミニオンで手打ちにしようかと思った。
だが、ふと冷静になり客観的にクオリティについて考えてみた。
…いや、無いわ!
こんなので弁当を送り出したら、父親としての信頼を損なう。そんなレベル。
ダメだ!ミニオン、無し!
今回のミニオンは無かったことにする!
作ったパーツは、くるっとまるめて口の中へ。
そこで家族が起きてきた。
「おはよう」
声をかけられたので、笑顔で答えた。
おはよう。
この時、失意のどん底にいたことは家族すらも知らない事実だ。
ぽっかりと空いたスクランブルエッグの上。
どうしようなくなり、ハムをキッチンバサミで切って散らした。本当はミニオンのほっぺになる予定だったハムだ。
結果的に、送り出した弁当は美味しかったと言ってもらえたから良かったが、自分的には「落胆」の二文字。
どうしてこうなった…。
よくよく調べてみたら、海苔を切るのはキッチンバサミではなく、まゆ毛などを整える用の小さいハサミを使うらしい。
海苔やチーズを切る際には型抜き用の道具を使うらしい。
玉子の上にくっつけるためには、マヨネーズを裏につけて接着剤代わりにするらしい。
単純な「勉 強 不 足!」
これに尽きる。
ちっくしょう!
認識が甘かった。
舐めてた。
キャラ弁を。
次はリベンジしてみせる。
家族すらも知らないところで、静かに闘志を燃やす一人の父親がここにいる。
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