マガジンのカバー画像

コロナ禍での合唱

7
運営しているクリエイター

2020年5月の記事一覧

NETDUETTO β2で合唱試してみた

NETDUETTO β2で合唱試してみた

オンラインでの声楽や合唱のレッスンでの課題は大きく2点ある。

・音質(劣悪な場合、発音、発声に関して適切に指導できない)
・時差(1秒でもあると合唱や、生伴奏は難しい)

この問題を解決すべく、今日もチャレンジしていく。

先日、私は友人から、「NETDUETTって良いらしいよ」という話を聞いた。

まずはこれを見ていただきたい(演奏は5分35秒から)

オンライン上なのにほぼほぼ時差なくセッシ

もっとみる
音源作りで学んだこと(オンライン授業合唱指導映像篇)

音源作りで学んだこと(オンライン授業合唱指導映像篇)

私は同じ声楽家の妹と、「AINANA」というユニットを立ち上げていて、新しいクラシックの楽しみ方を追求している(かなりクレイジーな方向に猪突猛進中)。先日Twitterに投稿した「声楽科体操」

 という作品が思ったより多くの人の目に触れたのだが、それがきっかけである仕事をいただいた。

その方は音楽の教師をされている方(以下 先生)で、自粛中のオンライン授業のための指導映像をつくるのを手伝ってほ

もっとみる
音源作りで学んだこと(合唱団員の個人練習用音源篇)

音源作りで学んだこと(合唱団員の個人練習用音源篇)

コロナの中で、新しく需要が増えたこと、それは、演奏のデータ化である。
YouTubeを開設したり、自身の演奏の音声や動画をSNSで拡散する演奏家が続出している。
他に、伴奏音源、パート別の音取り用音源などの、個人練習用音源も有る程度ニーズがあるようだ。
あとは、指導者の場合、音楽指導の映像を撮っている人も少なくない。

この度、このほぼニートに、個人練習用音源と音楽指導の映像の2つのお仕事をくださ

もっとみる

オンライン合唱の良いとこ悪いとこ

母のママさんコーラスのオンラインレッスンに、ボイストレーナーとして関わっている。かなり懐疑的だった「オンライン合唱」も、回を重ねるにつれて、オンラインでの良さというものも気付けてきた。

①発声練習の時に、頬が下がってしまう人が多いが、その際に「画面のご自分の顔を見て、頬をよく上げて、より美しいお顔にしてください」と言うと、かなり表情が良くなる。鏡を持たせるより無理がないように思う。
②パート別に

もっとみる

コロナ渦中の合唱の足掻き1

いよいよ緊急事態宣言も全国で緩和され、すぐそこにコロナ前の日常が見える方々も多くいらっしゃるのではないだろうか。その中でひたすら、見えない出口に向かって暗闇をもがいているのが、合唱業界ではないだろうか。

今ここで合唱業界が直面する現状の厳しさをひとつひとつ挙げていくことはしない。ただ、母がママさんコーラスの指導をなんとかリモートで頑張っている姿を横で見ていて、この軌跡を勝手に文で残しておきたいと

もっとみる