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歯周病はお口と血管のコントロール

こんばんはぁ〜


日本歯周病学会の秋季学術大会のWebセミナー
”特別講演 Ⅰ ”からゆっくり拝聴します。

全講演を拝聴する他、
わかるまで気になる講演は何度も聴けて、
自分に落とし込むことができるのがWeb学会の良いところ。

特別講演はオランダの教授の
歯周炎の原因
歯周炎というのは宿主反応が異常

・(Epi)Genetics→遺伝的要因
・Life style→好ましくない生活習慣
・Systemic conditions →全身状態
・Biofilm(Dysbiotic)→バイオフィルム(歯垢)
・Tooth related factors→歯列状態

↑↑↑これらの原因が複数、同時に起きて進行。

”好ましくないライフスタイル”に関しては
実際に生活習慣を改善したことで、歯周炎が安定したケースがあったので症例の掲載、執筆しました。
(ケースプレゼンテーションの部分です。)
↓↓↓

今後に展開できるものとしては、食生活の部分にも介入してました。
ビタミンC、D欠乏、Ω3脂肪酸についてもお話されてました。


第2部 糖尿病との関連
糖尿病とまだ診断される前の人のスクリーニング
口腔内に現れる症状の例(歯周病以外もあります)
歯周炎のコントロールのフォローアップ。

第3部 血管性疾患
歯周炎になると傷口の創傷は5㎠~20㎠あり
細菌だけでなく、炎症性メディエーター等も傷口から血管へ入り込む。
そして血管の内壁に、炎症成分が溜まって動脈硬化が起こる❕❗

心臓、脳の疾患で突然死と歯周炎の関連性など😨

「ぺリオドンタルメディシン」

↑↑↑

歯周病と全身疾患の因果関係および関連性を解明する。
第2部、第3部の構成です。



糖尿病と歯周病は双方向性の関係は明確。

そして歯周病は全身の57疾患と関わる。



例えば歯周病治療の成否は心臓疾患に関わる。
標準的な歯周病治療でうまくいかない場合

↓↓↓

・全身性炎症に関連した宿主修復治療。

・再生治療や解剖学的複雑性を有する部位は
アドバンス的な外科治療をすること。


歯周炎のステージ、グレードの分類

😓ステージⅠ 初期歯周炎

😞ステージⅡ 中度歯周炎

😵ステージⅢ 歯の喪失を伴う重度歯周炎

😨ステージⅣ 歯列の損失リスクを伴う進行性歯周炎、機能障害、残存歯20歯未満


疾患の進行度、治療反応性、全身の健康への影響

・主な標準基準
①骨吸収、アタッチメントロス
②骨吸収年齢比
③宿主感受性、環境要因

・リスク因子
①喫煙
②糖尿病

・バイオマーカー
①全身性炎症h-CRP
②歯周病リスクマーカー


😓グレードA→暖慢な進行
😨グレードB→中等度の進行
😵グレードC→迅速な進行



『歯周病は血管病』動脈硬化症

人は血管から老化します。


これからは「口腔と血管のためのプラークコントロール」です。


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