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歯科衛生士として大切なこと(第20回勉強会振り返り)

2ヶ月に1度、定期的に歯科の勉強会を開催しています。

今回は第20回勉強会でした。

発育とSAS

歯科技工士からは当医院の技工士 中井で、小児の睡眠時無呼吸症候群の実際を歯科向けに講演。

大人だけでなく、お子様も睡眠時無呼吸症候群になることはご存知でしたか?

そして睡眠障害は、発育にも影響していきます。
当医院で行っている小児の歯科矯正治療の副次効果として、睡眠時無呼吸症候群の改善、将来の無呼吸症候群予防になるということでした。


超高齢化社会において歯科衛生士として必要な有病者に対する歯科治療の知識

日本は超高齢化社会といことで、歯科治療をする際に全身疾患を抱えているかたが多いです。
特に歯周病の炎症と強く結びついているのが、糖尿病です。

そして、高血圧。治療に用いられている降圧剤。その薬による歯肉への影響です。
私もEPSDCという勉強会で発表した時に、歯肉増殖が年々ひどくなる患者さんに対してどうしたら良いかという症例発表交えて、相談させて頂いたことがありました。

最近のエビデンスでは、投薬のお薬を変更することなく、歯周基本治療、患者さんのプラークコントロールで改善出来るという報告もあります。

東京都に勤務されている歯科衛生士 古俣さんの発表では、クリニックの3階に内科がありますので
糖尿病、高血圧の患者さんは医科と連携して、外科処置前の内科医で薬の休薬、変更などを行いながら歯科治療していく様子を発表してくれました。

細菌感染との奮闘記

同じく古俣さんの後輩の歯科衛生士 大城さん。

日頃、 臨床で奮闘している様子を発表会してくれました。
3年目という日々の苦悩もありながら、
歯科衛生士3年目と思えないほど、患者さんへの寄り添い、サポートをする姿勢が素晴らしい発表でした👏⁡⁡

また事前にケアプランをしっかりと立てており、歯周病の治療結果も位相差顕微鏡での画像の変化、オルコア数値で改善がわかるように工夫されていました。⁡⁡
この歯科衛生士 大城さんを育てた、鈴木歯科(新小岩)さんのサポート力、クリニックの素晴らしさがよくわかる発表でした。


歯の価値〜歯科衛生士が果たす役割



埼玉県の歯科衛生士 秋庭さん。
毎回KDCの歯科衛生士育成に力を注いでくれる秋庭さん。

クインテッセンス「歯科衛生士」で症例の掲載もお願いされてます。

秋庭さんは今回参加者をみて、急遽発表内容を変更してくれました。

昨年度、日本歯周病学会認定歯科衛生士合格💮

今回、認定取得を考えてくれている歯科衛生士のかたに向けて、5症例の内容をどのくらいのステージの歯周炎が良いのかという内容をまとめてくれました。
私も当時を振り返りますが、専門医の先生よりメモリーケースが良いと言われてました。

なので第1症例は、全ての臼歯に歯周外科手術をし補綴治療を行ったケースで出しました。
(今でいうステージIIIです)
もちろん初診、歯周基本治療、メインテナンスまで担当しています。

その第1歩としてまず大切なことは

「患者さんに興味をもつこと」

「あなたの事を教えてください」という姿勢で、患者さんと関わること。


この2つが大事です。

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