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半年後にパパとママになる人に知ってもらいたい看護師+出産のプロ=助産師のこと

はじめまして!

いつでもオンラインとオフラインで助産師に頼れる赤ちゃん育児トータルサポートサービス”ジョサンシーズ ”を作っている渡邊愛子です。

実はTwitterを通してあるDMをいただきました。

新しくお子さんが産まれた方から、「助産師という役割は出産で立ち会って頂いている人のことですか?」と。

助産師こそ、産前産後のプロであり、ママと赤ちゃん、そして家族のこともまるっと医学的に、そして専門的に支えられる存在なのにもったいない!と思いました。

そこで、まずは助産師や医師など、出産にまつわる医療関係者のことをもっと知って欲しいと思いnoteを書くことにしました。

実体験から生まれたママと助産師のマッチングサービス


私自身、助産師の経験と子育ての経験があり、このサービスが産前産後のママパパにとって必要なサービスだと思い取り組んでいます。

助産師について熱く語りたいところですが、
そこはぐっと堪え、これから出産を控えているご家族を取り巻く専門家についてお話したいと思います。

妊娠-出産-産後のスペシャリストの主な役割(医師、助産師、看護師、保健師) 


そもそも資格についてあまり知られていないので、資格一覧を作ってみました!医師や看護師は一般的に分母も多く知られていることが多いですが、助産師は全国に3万5千人しかおらず学校に入ること自体が難しいのでご紹介です。

<表で見る資格一覧>

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※この表でわかるように、助産師は看護師資格が必須。看護師資格を取得した後に、妊娠出産の領域を"より専門的に"学んだのが助産師というイメージです。

※同様に、保健師も看護師免許が必須です。
保健師はその地域の皆さんが健康に暮らせるよう、"予防的観点"の役割を担っています!


そして次に、それぞれの時期に合わせて、みなさんに関わりのある医療従事者をわかりやすく表にまとめてみました!
※ここでは主に、クリニックなど産院の場合にフォーカスしています。

<妊娠中>

妊娠中

※バースプランとは、どんなお産をしたいか、どんな風に育児をしていきたいかなど、ご家族と助産師が出産に向けてプランニングすること。必要なサービス、必要なケアや取り組みなどのアドバイスをもらえます。

※保健師の役割は、助産師がより専門的であることからすべて担っている地域も多くなってきています。


<出産時>

出産時

※出産時は助産師がリーダーとなり、お産に寄り添っています。進み具合に合わせて必要なケアをしたり、処置を医師に打診したり、他のスタッフへ声をかけていきます。

※法律上、内診(赤ちゃんが出てくる子宮の入口がどれくらい開いているかなどをみています!)ができるのは助産師と医師のみ。


<産後>

産後


※たとえば、赤ちゃんの抱き方やお着替え、お風呂にいれることも皆さんとまどいます。入院中にレクチャーしますが、短い期間でママとパパに習得してもらうことは難しいのが現状です。

※例えば授乳についても助産師が専門家。マッサージなどのケアは助産師にしかできません。また、おっぱいは1日どころか午前と午後で全然変わるし、赤ちゃんの飲む量も刻々と変化します。その変化の著しい時に、退院になるので、帰宅してから困ってしまうんです。

また、鳥取県福祉保健部子育て王国推進局子育て応援課の「産前・産後ケアに関するアンケート調査報告書」では、

産後の育児に関することで最も困ったり、辛かったことは、「授乳のこと」が24.8%

と報告されているにもかかわらず、

産後の困りごとの相談相手は、「自分の親」が 82.3%と最も多く、次いで「夫」が78.0%、「友人」が 62.7%、「兄弟/姉妹」が 33.3%、「夫の親」が 27.5%などと続き、主に親、又は夫を相談先としている。

とあり、専門的解決に至っていないこともわかります。

助産師とママを取り巻く課題

このように、今の日本の現状では退院したあとの1番大切で必要とされているときに、専門家である助産師が関わる機会を得られていないと感じます。考えられる原因は大きくわけて3つ。

1. 適時に&簡単に助産師と出会うことができない

2. 助産師は産前産後サポートのプロであるのに退院後に関われるシステムが整っていない

3. 助産師の役割が周知されていない


このような課題を解決するために、ジョサンシーズが生まれました。

ジョサンシーズが提案するもう一つの選択肢

例えば世界に目を向けてみると、
医療先進国のドイツではスマホ一つで助産師を呼べるマッチングサービスを提供していますが、世界的にこの問題はまだ未開拓で、ベストプラクティスが決まっていません。
具体的なサービス内容として、退院してからママやパパに赤ちゃんの抱き方から、ミルクの飲ませ方、授乳の仕方、沐浴の仕方など…毎日呼び、慣れてきたら1日おきに、そして数日あけて…と、家族それぞれのペースに合わせて助産師のケアを受ける体勢があります。

今の日本の状況はどうでしょうか?
今後男性の育児休業促進と共に、退院後から夫婦二人で赤ちゃん迎えることと思いますが、産後のママの身体の変化や赤ちゃんのこと…
受け入れ体制は整っていますか?

妊娠中から話し合い、準備しておくことが大切。

パパたち!泣いている赤ちゃんと疲弊しているママの傍で一からリサーチできますか?

せめて妊娠中から事前に頼れるリストをストックしておきましょう!
(男性の産後うつ病も増えています・・・)

とはいえ、まだまだ未知な世界。
はじまってみなきゃわからない!という方々にむけて次回は"産後に頼れるリスト"をUPしようと思います。ぜひチェックをしてみて下さい。

ジョサンシーズサービス詳細: https://josan-shes.com/

SPECIAL THANKS
図解監修:
助産師Miki(Midwife M 腟Beauty協会代表理事)
助産師夏美(女性のためのCaresalon Ohana)

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