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【拡大期】AI時代に急成長する起業家の条件

毎週月・水曜日は「新時代の起業術」。
このシリーズではAI革命により大きく変化した成功する起業の方法についてお伝えしていきます。

さて、前回はAI時代に成功する創業期の起業家は「コア・ファン」作りに専念し、それ以外のタスクは極力AIに任せきることができる人であるということをお伝えしました。

今回は次の段階のお話をしていきます。
この記事は次のような方に有益です。

・起業のターゲットは決まっているが次に何をすれば良いか分からない…。
・AI時代の起業の全体像を掴みたい。
・中小企業のAI時代への対応を知りたい。

早速やっていきましょう!


「コア・ファン」が見つかったらまずやるべきこと…

まずはおさらい。

このnoteでは以下のスタートアップの企業段階を元に整理をします。
今回はこのうちアーリー期を扱います。

アーリー期に入ったと判断するためにはシード期を通して「コア・ファン」の獲得と「コア・ファン」のペインポイントリストを作成できていることが条件になります。

そして、次にやるべきことはMVP(Minimum Viable Product)を通してコアファンのペインポイントにアプローチしていくこと。
MVPとは「コア・ファン」のペインポイントを解決する最小限のプロダクトのことです。MVPを通じて「コア・ファンが最も辛いと思っているペインポイントとその解決法」が何か、ということを探っていきます。

ここでAIの出番です。「MVPをどのように実装するか」というのは解決策の方法にもよりますが、従来は非エンジニアの起業家は選択肢が限られていました。しかしAIツールの発達で非エンジニアの起業家でも少しの勉強でアプリケーションやホームページの形でMVPを実装することが容易になったのです。

必ずしもデジタルプロダクトにこだわる必要はありませんが、自分の技術力にこだわらずに最適な形でMVPを組み立てることができるようになったのは大きいです。AI時代より前は本来であればデジタルプロダクトとしてMVPを作るべき事業を非エンジニアの起業家が実現することが非常に困難でした。

しかし、今では技術的な制約を感じることなく、ノーコードツールやAI支援によるプロトタイピングが可能になり、アイデアを迅速に形にすることができるようになっています。これにより、より多くの起業家が早期に市場からのフィードバックを得て、素早く事業の方向性を調整することが可能となっています。

MVPについてはまた別の記事で詳しく解説しますので、是非楽しみにしていて下さい。MVPの重要性とそれを効率的に作り上げる方法を学び、あなたのビジネスの成功に役立てていただければと思います。次回の記事もお見逃しなく!

MVPについてはまた別の記事で詳しく解説しますので、是非楽しみにしていて下さい。さて、アーリー期はMVPを通じて以下の点を目指します。

シード期に理解した「コア・ファン」の仮説(ペインポイント)の検証。
「コア・ファン」とより深い関係性の構築。

高速で事業アイディアを検証しPSF(Product Solution Fit)に至ること。

この3つをAIをうまく使いこなしながら爆速で達成することがこの時期のミッションになります。


AIを使いこなして生産性を極限まで高める

この段階ではシード期を通じて鍛えてきたあなた専用の「AI秘書室」をフル稼働させ、あなた自身の生産性を最大限まで高める必要があります。

アーリー期に一番大切なことはスピードだからです。

良く起業家が寝ずに働いたり、週に100時間働くなどのエピソードがありますが、このアーリー期であることが多いと思います。チャンスが目の前にある一方で事業が一番不安定な時期だからです。

しかし現代の起業家は有利です。
AIを使いこなすことで、異次元の生産性を獲得することができるからです。

このnoteでも明日から「起業家のためのAI秘書室入門」シリーズをはじめます。駆け出しの起業家が「大企業の社長が持っているような秘書室」をAIで再現し成功に向けて爆速で進んでいく方法をお伝えしていきます。

ぜひこのシリーズを参考に起業時から自分だけの「AI秘書室」を作り上げていってください。

さて、アーリー期におけるAIの使い方はもう一つあります。
それはプロダクトやサービスにAIを組み込んでいくこと。

ポイントは「繰り返し」タスクをAIで実現できるようにすることです。
まずは毎日習慣としている単純作業をAIに委託します。

事業に必要なタスクをすべて書き出し、そのリストを元にAIに外注できる作業を順番に外注していきましょう。
東京AI起業家キャンプでは独自のフォーマットとAIリストを用意しておりますので、これに日々のタスクを記入しながらAIを導入できる場所がないか探ってみましょう。


ピボットを恐れない姿勢も大切

アーリー期を抜けるといよいよある程度、プロダクト・サービスの内容が固まります。その前に「ピボット(事業転換)」の考え方をお伝えする必要があります。

東京AI起業家キャンプでは起業後まず「コア・ファン」を掴むことを目指します。この考え方で大事なのはビジネスアイディアから考えないということ。

そのためアーリー期には「ピボット(事業転換)」を恐れない姿勢が大切になります。つまり思いついた事業自体ではなくシード期に得た「コアファン」とそのペインポイント(痛み)こそ大切にするべきであるということです。

「コア・ファン」のペインポイントを中心にビジネスアイディアをAIを活用して大量に検証していきましょう。大概の起業家は必ずピボットを経験しています。

時には重要だと思っていたペインポイントではないところに事業の芽があることもあります。したがって、シード期の段階で複数のペインポイントを明らかにしておくことが大切になります。

これまでの起業と違うのはこれをアジャイルの考え方で高速で行うこと。
SNSとAIを駆使して事業アイディアを「コア・ファン」に試し、スピード感を持って事業アイディアを固める段階(PSF:Product Solution Fit)まで持っていくことが大切です。


さて今回は、アーリー期の成功する起業の条件について次の3点に絞ってお話してきました。

MVPによる「コア・ファン」へのアプローチ方法
②AIを使いこなして爆速でPSFの検証をする
大胆なピボットを恐れない姿勢を持つ

アーリー期が終われば、ついに自分の製品やサービスが固まってサービスや製品を成長させていく段階に入ります。この時期こそ、まさにAI時代に起業をする醍醐味であると言えます。

「AIファースト企業」を作り上げ、段違いのスピードでサービスを一挙に成長させていくことになります。早めにこの段階まで事業を進めていきましょう!

さて、次回の「新時代の起業術」は2日後の5月30日(木)。
いよいよ具体的な起業のファーストステップについて解説をはじめていきます。内容は「キャラドリブンとAI時代」。

自分のキャラを診断して、相性の良い「コア・ファン」を探し出す方法をお伝えしていきます。

2日後の更新になりますので、ぜひフォローをしてお待ち下さい!


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