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自主稽古会(通称:自錬会)のご案内

(0)自主稽古会(通称:自錬会)とは?


「自錬会」は、会員の「自主稽古」をサポートする仕組みです。

どのような技芸(学業・スポーツ・その他あらゆる分野)でも、その上達に自主稽古は欠かせませんが、合気道もその例外ではありません。

合気道の自主稽古は、工夫次第で、どのような場所でも、どれだけ小さなスペースであっても、行うことができます。

ですが、「道場」のような、「非日常的な環境」でなければ、稽古に身が入らないという方もいらっしゃいます(初級者は特にそうかもしれません)。また、いつもは自分のスペースで自主稽古をしているけど、たまには環境を変えたい、という方もいらっしゃるでしょう。

「自錬会」は、そうした会員に、「自主稽古の場」を提供する仕組みです。

(1)「自錬会」の仕組み


① 当会が稽古場所を確保する(不定期)

  • 「合気道至心会」として会場を予約します。

  • 開催は不定期です。曜日や時間は固定しません。

  • 開催の目安:週1~2回

② Googleカレンダーを確認して来場

  • 各自、合気道至心会のGoogleカレンダーをご確認ください。

  • ご都合の合う「自錬会」の会場へ、ご来場ください。

  • 参加にあたり、事前のご連絡は「不要」です。

  • 途中参加・途中退場は自由です。

  • 会場は「柔道場」に限りません。「格技場」「剣道場」等も利用します。

格技場(岐阜市民総合体育館)
剣道場(岐阜市民総合体育館)

③ すべての会員が利用可能(休会中でもOK)

  • 当会の会員であれば、どなたでも「自錬会」をご利用できます。

  • 休会中の方も参加できます。稽古再開に向けたステップ等としてご利用ください。

④ 費用(会場利用費)

  • 子ども会員・学生会員:無料

  • 上記以外の会員:100円/1回

  • 当日、会場利用費を主催者へお支払いください。

  • お支払方法:現金・電子マネー(楽天Pay・PayPay・LINE Pay)

(2)注意事項


① 「自主稽古」が目的

  • 各自の「自主稽古」が目的です。

  • 主催者(寺町)も自分の稽古のために会場におりますが、全体的な指導などは行いません。ただし、自主稽古の方法や、注意すべきポイントはお伝えします。

  • やみくもな自主稽古によって、かえって悪い癖がついてしまうこともあります。わからないことや不安な点があれば、遠慮なくご質問ください。

② 基本的な作法・ルールは「道場」と同じ

  • 「自主稽古」ですが、「合気道至心会」として稽古を行います。

  • そのため、道場稽古と同様の作法・ルールが適用されます。

  • 道場の作法・ルールは、こちら(-参考- 道場内規)をご参照ください。

③【厳守】自錬会のルール

  • 「自主稽古」は、「一人稽古」を基本とします。

  • 原則として、互いに組んで技をかけ合う稽古は行いません。

  • ただし、参加者の希望があり、主催者が監督(または参加)できる場合には、技をかけ合う稽古も可能とします。

  • 「自錬会」は「合気道至心会」の稽古の一環のため、スポーツ保険が適用されます。ただし、ケガをしない・させないことを徹底します。この点も、道場稽古と同じです。

(3)【応用編】ご自分の通いやすい施設・時間帯に利用する


① 応用編の概要

当会が主催する「自錬会」では、時間・場所の都合が合わず、利用できないという方もおられます。そこで、ご自分が利用しやすい施設・時間帯を、「合気道至心会(自錬会)」として予約することも可能です。

この仕組のご利用にあたっては、必ず「④・⑤ 応用編のルール」をご確認のうえ、主催者にご相談ください。

② ご利用の流れ

  1. 利用したい施設・時間帯の空き状況を確認(会員)

  2. 利用したい施設・時間帯を主催者に伝える(会員)

  3. 主催者が「合気道至心会」として会場を予約する(当会)

  4. 予約した施設・時間帯に出向き、自主稽古を行う(会員)

  5. 後日、会場の利用費(実費分)を主催者に支払う(会員)

③ 利用できる施設

この仕組みを通して利用できるのは、「岐阜市のスポーツ施設のみ」とします。各施設の空き状況は、次のリンクからご確認ください

※各務原市のスポーツ施設は、個人での予約・利用が可能です。特に、各務原市民は安く利用できます。各務原市のスポーツ施設の利用については、次のリンクをご参照ください。
※他地域の方も、在住・在勤の自治体が運営するスポーツ施設等のご利用を検討してみてください

④【厳守】 応用編のルール(予約/費用)

  • この仕組で利用できるのは、「オープン予約枠(翌月~前日)」に限ります(抽選予約には対応しません)。

  • 施設利用費は、実費分が利用者の負担となります。

  • 後日、施設利用費を主催者へお支払いください。

  • (利用日を除く)7日前からはキャンセル料が発生します。キャンセル料が発生した場合も、実費分をお支払いいただきます。

  • 必要以上の予約は、他団体の利用を妨げることにもつながります。ご自分の利用が確実に見込める場合のみ、施設を予約できることとします。

⑤【厳守】 応用編のルール(目的/ケガの防止)

  • 「自主稽古」以外での利用は禁止です。本来の目的以外でのご利用が明らかとなった場合は、以降の利用を禁止します。

  • 応用編の場合、原則として主催者は立ち会いません。ケガをしないよう、各自でいつも以上に注意して、自主稽古をしてください。

  • また、ケガをされた場合でも、スポーツ保険は利用できません。自己責任となりますので、ご注意ください。

  • 複数人で利用する場合でも「一人稽古」が基本です。互いに組んで技をかけ合う稽古は、ケガの危険性を伴いますので、禁止とします。

  • 利用施設・道場のルール・作法に則り、節度のある利用をお願いします。

  • これらのルールを厳守したうえで、楽しく、ケガなく、自主稽古に励んでください。

【参考】 多田先生の一人稽古


私の師匠である多田宏先生(以下「多田先生」と表記)は、合気道が広く一般に公開される以前(*1)、1950年(昭和25年)に植芝道場へ入門されました。合気道の国際的な普及・発展に貢献された、合気道界におけるレジェンドのお一人です。

そして、多田先生の稽古の激しさや稽古量は、合気道の発展を支えた諸先生方の間でも語り草となっています(参考:『開祖の横顔』2009, BABジャパン, 月間秘伝編集部編)。

ですが、多田先生は、その70年を超える合気道人生において、「最も時間を使ったのは一人稽古(自主稽古)である」と断言されています。特に、先生が一人稽古において最も時間をかけられたのは、次の3つです(多田先生直話)。

  • 線をつくる稽古

  • 呼吸法

  • 感覚を統御する稽古

当会でも、一人稽古では、この3点を特に意識して行うこととします。

また、多田先生は、ご自身の一人稽古について、次のように述べられています。「自主稽古(一人稽古)の大切さやコツ」を感じられるお話ですので、参考として、ここに引用させていただきます。

【稽古の大半は一人稽古】
基本の一人稽古は先生のをよく観て身につけてからやらないと、一人合点のでたらめになる恐れがある。
ま、とにかく先生に習ったあと、それを復習していると、そのなかに基本となっている線が出てくるので、それを大切に繰り返し繰り返しできるように、自分なりに組み立てるのです。

だいたいどのような武道でも、スポーツでも、芸術でも、専門家になろうと思ったら、少なくとも二十代、三十代の初めの頃は年間二千時間以上は稽古をしないと駄目でしょ。毎日五、六時間ですね。しかし、人によるかもしれませんけど、そのうち大半は一人稽古だと思いますよ。あとは道場で自分がやってきたことを確認するというか、試すというか、納得するというか。
(筆者注:太字化は筆者による)

『続 植芝盛平と合気道~開祖を語る13人の弟子たち~』平成7年, 合気ニュース, p166

*1:合気会が一般に向けて「演武会」形式によって合気道を公開したのは、1956年(昭和31年)9月、東京日本橋高島屋屋上においてである。(参考:『合気道開祖 植芝盛平伝』pp.285-286)

(本文終わり)



【合気道至心会のご案内】

岐阜市を中心に活動する、合気道の道場です。
詳細はこちらのHPをご覧ください。

◎ご連絡は、WEBサイト内の「お問合わせ(以下URL)」から!

◎日々の稽古録を、こちらで公開しています(※概要のみ)。

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