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固定力
塩田剛三先生の黒帯研修会を見ていると、時々、固定力といいう言葉が登場します。
これは、その名の通り、固定する力で、つまるところ力を発散させない上で重要な概念となります。
人間の人体は非常に多くの関節で構成されており、縦横無尽に複雑な動きをすることができます。
一方で、固定する箇所をしっかりと固定しないと、力が発散してしまいます。
例えば、相手の手を掴んで自分の方に引き寄せるとします。
強く握って、接点から力強く引っ張ると、当然、相手は簡単に抵抗できます。
接点の情報が多過ぎるため、相手は簡単に仕手の動きを察知することができる訳です。
ですが、ふにゃふにゃ過ぎてもダメなんですね。
それは、接点は押してないので、抵抗され難いのですが、力が発散してしまいます。
したがって、強く握らないことに変わりはないのですが、この場合はしっかりと相手の手の形状に密着するように持ち、手首を固定して接点から引かないことが重要です。
具体的に言うと、肘から引くと相手は抵抗しにくくなります。
接点を押さないということは非常に重要ですが、それと同じくらい力を発散させない固定力という概念も重要なんですね。
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