観の目を鍛える
以前、このような記事を書きました。
これは宮本武蔵の言葉です。
翁先生の言葉を借りるのであれば、相手を見るなです。
観の目をは全体を見ることで、逆に見の目とは一点を凝視することです。
武道では観の目がとても重要です。
見の目では居着きが生まれて、相手に隙を与えてしまうからです。
したがって、普段から観の目を鍛えることが重要です。
その上で有効なトレーニングは色々ありますが、
中でも私がおススメなので普段、歩いてる時です。
普段の歩行は観の目を鍛える上でとても有効な場です。
歩いていると、当然、向こうから相手も歩いてきます。
お互いはぶつからないように、上手く道を空けてすれ違います。
この瞬間に観の目を上手く使うんです。
つまり、すれ違う人にいちいち焦点を合わせないということです。
個人に焦点が当たると、相手も自分を意識して
よくあるお見合い状態になります。
これを防ぐには先ず道全体を捉えて、
向こうから来る人は飽くまで景色の一部でしかないと認識することです。
自分の眼下に広がる空間を常にぼやぁーと捉えます。
このぼやぁーがとても重要ですよ。
仮に向こうから早歩きで向かってくる人がいたとしても無視です。
厳密には無視してるわけではなく、
意識はしてるけど飽くまで景色の1パーツでしかないと認識するんです。
そうすることで、相手を意識しない観の目を養成することが出来ます。
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