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内部帰還

合気道の技が上手くいかない時は、大抵が頑張りすぎな時です。

なぜ頑張ってしまうかと言うと、相手を意識してしまうからです。

相手を意識した時点で力の質は変わり、接点で相手と争う形になります。

接点に明らかな力を相手も感じることができるので、いとも簡単に止められてしまいます。

相手を意識してしまったと感じたら、再度、自分の内部感覚に目を向けることが大事です。

そうすると、相手との接点に対する力の拮抗が自然と無くなっていきます。

その時点で力の質は変わり、相手と争わない浸透する力になります。

相手と相対している際は確かに視線は相手の方を見ているのですが、その目は観の目であり相手を意識しているわけではないんですね。

自分の内部に目線を向けられるようになると、相手と争っている時がいかに頑張っているか。いかに無駄な力を出しているかがよく分かります。

こういった訓練をすることで相手を意識しない技が練磨されていくのかなと思います。

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