表情筋
相手の技を観察することは、自分の上達に大いに役立ちます。
その人の技が成功した時、なぜ成功したのか。
逆も然りで、失敗した時は何が阻害要因だったのか。
これをよく観察すると、自身が行う時も注意を向けることができます。
私もよく他の人の技を観察するのですが、
観察していく上である兆候に気が付きました。
それは技が一発で上手くいく人と、そうでない人の違いです。
それがタイトルの通り表情筋です。
もっと言うと、やる前にその人がどんな顔付きをしてるかです。
険しい顔をしていたり、やるぞ!!って意気込んだ顔をしてると、
99%失敗する傾向があります。
そこで指導者から色々とアドバイスを受けて、
上手くできた時は、得てして気楽な顔をしてるんです。
顔が力んでる時点で、
それは居着きであり相手の警戒心も自ずと上がります。
ですから、相手に悟られやすく止められ易いんです。
したがって、技を行う時にそれが特別なシーンだと思わないことです。
日常生活の一環であると、それくらいの軽い気持ちでやることが重要です。
むしろ、そうでないと先述の通り、相手に動きが読まれて止められてしまいます。
翁先生も稽古は常に愉快を持って行うべきだと仰っていました。
道場とは確かに神聖な場所ではありますが、
いたずらに日常と線引きをしたり、
格式ばった場にすることは反って上達の妨げになるのかなと思います。
いかに自然体で楽な状態で技をかけられるかがミソですから。
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