内部空間の意識
先日、このような記事を書きました。
相手とのぶつかりを避けるためには、内部感覚の醸成が必要という内容です
今日はもう少し踏み込んだ内容を書いてみます。
この内部感覚をもう少し具体的に表現すると、内部空間の意識です。
分かり易い例で言うと、丸太を抱えているような意識です。
上空から見た時に丁度、その丸太を両手で抱えているようなイメージです。
この空間を鋭敏にすること、そしてこの空間を維持することが非常に重要です。
ただし、丸太のように固いというより、少し弾力のあるイメージです。
ちょっと意味が分からないですよね。
なぜ、弾力が必要かというと、ガチガチの固い丸太では固まってしまい、居着きが起きて、力んでしまうからです。
なので、丸太というよりバランスボールとかの方がより適切な表現でしょう。
このバランスボールの弾力を少し感じているくらいがベストな感覚です。
有名な合気道家である塩田剛三先生はよく中心力という言葉を利用されていました。
これは読んで字の如く中心の力です。
つまり、末端から動くのではなく中心である体幹から動くということです。
この内部空間が醸成されてくると、末端から動くという動作が減っていきます。
例えば、とても重たいバランスボールを回そうとした場合、自ずと体幹から動くことになるかと思います。
末端つまり手から動かそうとしたら、とてもじゃないけど動かないですよね。
また、身体を捻じったりするような動きも減っていきます。
相手に持たれた場合は、この内部空間を意識して、その空間ごと移動させるイメージでやると相手を意識しなくなります。
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