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フィーリングを大切に

日々、膨大な情報で溢れる現代。

我々が一日に触れる情報量は、江戸時代の一年分、平安時代の一生分と言われています。

そうなると、いかに速く情報を処理するかが重要になってきます。

正確に早く情報を精査し、結果に辿り着く。

スマホが無かった時代は、今や想像もつきませんよね。

僕が幼少期の頃はまだスマホという概念も無く、今ほどスピーディーに自分が欲しい情報を手に入れることはできませんでした。

それが今ではスマホ一つあれば、1分もかからず大抵のことは分かってしまいます。

逆に言うと、直ぐに情報が手に入れるようになったことで、何事においても何らかの根拠を求めるようになったとも言えます。

何が言いたいかというと、現代は論理的な思考が非常に重要視されているということです。

直ぐに情報が手に入るようになった反面、情報そのものの価値は低下しました。

直ぐに情報が手に入るということは、逆にその論拠となる情報が無いと納得できないという考えが根底にあると思ってます。

ただし、私自身は論理が全てではないと思っています。

論理的であることを絶対視しない方がいいんじゃないかという意味です。

僕自身、エンジニアをやっているので、論理的思考の重要性は理解してるつもりです。

人を説得するにも感情論を振りかざしても、基本的に人は納得しません。

納得してくれないということは行動してくれません。

仕事においてもプライベートにおいても相手を納得させるには、やはり論理的に根拠を持って説明することは重要だと思います。

しかし、論理的に説明できないことが全て無意味というわけではないと思うんですね。

言語化できなくても自分が直感的に感じたことを大切にした方が良いんじゃないかなって意味ですね。

それは、この情報化社会でより論理が重要視されているからこそ、感覚や直感を大切にすべきなんじゃないかなと思っています。

論理至上主義みたいになってしまうと非常に無味乾燥な世界になってしまいますからね。

合気道においてはイメージや感覚が非常に重要です。

教える時は論理的に伝えることが重要ですが、いざ自分がやるとなったら論理ではなくイメージでやることが大切です。

論理的に思考し過ぎてしまうと、それ自体が居着きとなり膠着してしまいます。

膠着すると動けなくなってしまい、結果的に技が失敗してしまいます。

しかし、冒頭にお伝えした通り、現代人はとかく論拠を求めたがります。

そこの塩梅が難しい点なんですよね。

先ずは論理的に納得して、実際に技をやる時はイメージでやる。

この切り替えが重要なんじゃないかなと思います。

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