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合気道とは荷下ろし

1.武道は楽を追及する

武道とは得てして、辛くて苦しい精神修行というイメージを持たれがちです。

しかし、実際は真逆なんです。

武道とは楽を追及する道なんですよ。

楽を追及すればするほど、上達が早くなります。

翁先生や塩田館長を見ていても、いつもニコニコしていますよね。

苦行を常に伴うような稽古では、身体が幾つあっても足りません。

結局、常に自然で無理のない状態が一番、強いんです。

何より、それが楽だからです。

楽という事は一番、続けるのが楽ということですよね。

楽をするということは頑張るという行為を棄てることです。 

自分の意思に反して、無理強いすることを辞めるんです。

もっと上を目指さないと、もっと頑張らないとと現代人は自分をとかく追い込む傾向があります。

とりわけ、日本人は自責思考が強い国なので、他人に迷惑をかけないようにと頑張る人が多いです。

もちろん、怠惰になれとか0、100の話をしてるのではありません。

自分を犠牲にしてまで、苦しい思いをしたり、無理をしてはいけないということです。

2.今の自分を認める

人間ってついつい自分のダメなとこを見てしまいますよね。

私も先走る性格で、後先、考えずに突っ走るタイプです。

ただ、自分の癖というのは自覚していても、中々治る物じゃありません。

意識的に治せるなら誰も苦労はしてないですよねー。

私も何度かこの性格を矯正しようと試みましたが無理ですね(笑)

そんな自分に悲観するのではなく、治せない自分を認めるということです。

その癖は治さなくてもいいんだと、今の自分を許してあげることです。

治さなくてもそれ以外にあなたには、素晴らしい点が既に沢山あるんですから。

3.荷下ろしが上達のカギ

楽を許してあげることで力に頼らない合気道ができます。

自分を許せない人は、ついつい力に頼り相手とぶつかります。

そして、どうして自分はこんなに頑張っているのに上達できないんだと、

更に自分に厳しくなってしまうんですね。

この、どつぼにはまると収拾がつきません。

永遠と自分で自分を苦しめることになります。

なので、今の自分を許容していくことが、結果的に上達に繋がっていきます。

自分を認めていくことが合気道の上達の道であり、楽に行きていく道でもあるんですね。

先ずは、ついついやってしまう自分を許して認めるところから初めてみて下さい。

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