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合気道とは自己変化の道

1.他人を変えることは出来ない

このことに気付いたのは私が大学生の時でしたね。

当時、私は部活に所属しており、ちょうど部を運営する立場でした。

男女でトータル15人くらいの比較的、人数が多い代だったんです。

人数が多いとその分、運営も楽だと思われがちですが、
実際はその逆でしたね(笑)

意思決定に時間がかかり、束ねるのに骨を折りました。

そんな中で私の価値観を根底から覆す出来事がありました。

稽古前に喋る女性同期が多く、喋るくらいなら後輩と稽古をして欲しいと

主将と副将の間で打診をしたことがあったんですよ。

わざわざ道着に着替えたんだから、

喋るくらいなら稽古した方がいいに決まっていると思っていたので、

間違ったことを言っているつもりはありませんでした。

しかし、女性同期から返ってきた回答は、

「稽古前に動くと疲れるからできない」。

!?!?!?!?!?

何を言ってるんだ、この人達は、、

と最初は思いましたが、
向こうも真面目な顔付きだったので冗談でなかったんです。

その時、人を変えることは出来ないんだと悟った瞬間でした。

2.人の為と書いて偽り

これは有名な相田みつをさんのお言葉です。

今、思えば私が正しいと思って言ったことも、
偽りだったと内省しています。

正論を言ってるつもりでも、それは飽くまで自分の価値基準であって
結局は思い上がりなんですよね。

合気道の稽古も同じです。

相手を無理やり動かそうとしたり、
自分の思い通りにしようとすると反発されます。

当然ですよね??

日常でだって誰かに強要されたり、
自分を否定されるのは嫌ですよね。

そして、何より力で相手を動かそうとすると、

自分自身も嫌な気分になって後味が悪くなります(笑)

大切なのは相手を変えようとせずに、自分の動きを変えるということです。

人に変化を強要するより、自分を変えることの方が負担が少なく、

何より手っ取り早い解決策なんですよ。

3.変えられるのは自分だけ

自分だって、相手の思うように動いてる保証なんてありません。

そう考えると、他人を変えることに労力を注ぎ込んでいる暇はないんです

昨日より今日、今日より明日の自分が変化することが大切だと思います。

稽古でも同じです。常に進化向上を目指して、
自身の技をアップデートする必要があります。

他人を批判したところで自分が成長するわけじゃないですよね?

現状維持とは即ち停滞を意味するからです。

それでも仕事なんかしてると、
人を批評したり悪口言う人っていますよね(笑)

あの人は主体性がないとか、あの年齢であのレベルかとか、

俺のほうがまだ考えて動いてるよとか etc….

そこにストレスを感じても仕方ないんですよ(笑)

そんなことより、自分の立ち振舞いを変えたり、
自己研鑽に励んだ方が遥かに効率的です。

こうして、合気道と日常生活はリンクする点が多く、
その点が非常に魅力的だと思います。

つまり、他人に期待しないということです。

自分主体で考えられるとストレスも減るのかなと思っています。

今回は、合気道とは自己変化の道という話でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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