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昇級審査と師範稽古(2021/7/10)

昨日(2021/07/10)は、たかさき合気道クラブの設立以来、初めての昇級審査でした。溝口師範に高崎までお越しいただき、4名の方が五級の審査を受けました。

五級の技を中心とした師範稽古

審査の前に師範による五級の技を中心とした稽古をしていただきました。一教と入り身投げなど、日ごろの稽古でも伝えている相手の中心に入る動きを確認しつつ、一教の裏と入り身投げの動きの関連性などを解説していただきました。この中でも一教の裏で肩のラインに落とす動きは、師範に技をかけられるとわかるのけれども、自分では同じように落とせない…という次の課題につながる内容でした。

五級の審査

今回、五級の審査を受けたのは4名です。入会されて10ヶ月程度の方が多かったです。どなたも難なく技をこなして、無事に全員合格することができました。毎週土曜日にコツコツと稽古を重ねてきた成果が出て良かったと思います。私も自分の指導が的外れでないことが少しわかった気がしてホッとしました。

審査後の師範稽古

審査後は再び師範稽古をしていただきました。私のリクエストもあり正面打ち、横面打ちの打ち込みを中心に指導内容でした。打ち込みは私自身もまだまだ鍛錬が足りていない部分で、会員の皆さんへの伝え方も曖昧になりがちなので、この機会を逃してはならぬと思い先生にお願いした次第です。

自分も稽古に参加していましたが、打ち込みは率直に言って「難しい」の一言です。難しいというのは自分が思うように打ち込めないという意味もありますが、技をかける、かけられるという役割を得た時に、それまで独りでできていた打ち込みができない点が最も難しいと感じました。人間の思考のクセとでもいうのか、形が決まっている約束稽古のもつ難しさでもある気がしています。この大袈裟に言うと人間の性的な部分を乗り越えるのが稽古の醍醐味でもあります。

また打ち込みは、稽古をする側としては繰り返しやり過ぎると形にはまって(パターン化)してしまうし、かといって稽古しないと上達しないというジレンマみたいなものを抱えていると思いました。これを超えるには毎回の稽古で短時間で集中して数本の打ち込みを稽古するのがいいと思っています。

そのほかにも横面打ち四方投げ、正面打ち二教など盛りだくさんの内容でした。初心者の方もいたので、追々時間をかけながらお伝えしていきたいと思っています。

一区切り、でも課題は満載!

五級の審査を無事に終えられたので自分の気持ちの中では一区切りついた感じはあります。しかし、師範に稽古していただいたことで新たな修行(稽古)の課題もたくさん出てきました。私は昔から先生の稽古を受けると、いつも課題が見つかります。今回もたくさんの課題に気づかせていただき、とてもありがたかったです。

何はともあれ、今回、五級を合格された4名の方、おめでとうございます!溝口師範には遠方までご足労いただき心から感謝申し上げます。

これからも師範稽古で得た課題を思い出しつつ、楽しく稽古を続けられればと思います。


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