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なぜ差別が起こるのか。~放っといたら一生なくならない~


「差別(偏見やいじめなども)はいけないこと!」というのは、誰もが知っていると思います。

でも、実際に起きています。

「だってキモイんやもん!」とか、
「これは差別ではない。」とか、
「常識なんだ。」とか、
「こうすることが必要なんだ。」とか、
なんだかんだ言い訳をつけて。

ダメだと分かっているのに、してしまっている。なんと摩訶不思議。

まるで、ダメだと分かっているのに深夜に甘いものやこってりしたものを食べてしまうかのよう。

「今日だけ!」とか、
「今日はハードワークだったからエネルギー必要なんだ!」とか、
「大丈夫大丈夫!(何が?)」など、、。
食物摂取後に体内でおこなわれる消化やエネルギー変換システムのスピードや、それによる体内への負担がどれくらいかも詳しく知らないまま。もしくは、知っててもなぜか自分に都合の良い言葉だけを並べて、あたかも「自分が言っている/していることは間違ってない☆」と正当化してしまう。

正しい事実に基づかない、心理的&感覚的判断。

差別が起こる理由も、とても似ています。

それは、
①”知らないから”
②”自分が優れていると思いたい心理から”

です。

どういうことか、見ていきたいと思います!


理由① 知らないから 


知らない事に拒否反応を起こしてしまうのは誰にでもよくある事です。
誰だって、自分の知らない人/物事には抵抗感があるものです。
(動物だって、初めての人/物には警戒します。)

そして差別される人々は、大体が少数派です。

なので差別的言動をしてしまう人は、

「当事者と実際に会った事がないから」
「親友や家族など身近にいないから」
だから、
=ガチで調べたり考える機会がなかった。
=詳しく知らない。
=巷の昔からあるようなネガティブな噂しか知らない。

よって、
『キモイ』
『怖い』
『悪い人』
『社会を乱す』
『とにかくおかしい』
『昔からそういうもんなんだ。』
などと、正しい情報に基づかない、感覚的でネガティブな判断でその人達を一括りにしてしまうのです。

なので、LGBTQIA+の人々に慣れていない/よく知らない人達が、
「なんだこれはどういう事だ!?少子化加速すんべ!」
「自分の子供がゲイだなんて、、幸せになれないのでないかしら(><)だから反対!」となる事は理解出来ます。

でも本当は、正しい事を知れば、誤解だったと分かり、解決されることが多いです。

例えば同性婚を認めるか認めないかについての反対意見がこちら。

①少子化に繋がる。
②同性カップルに生まれた子供がかわいそう。だっていじめられるかもしれないし、他の子の家庭とは違う事に悩む。
③同性婚は憲法違反
④伝統壊す/子育てには父と母両方必要。
⑤同性婚許したら他の婚姻も許されるようになる!重婚とか、物や動物との結婚とか!
⑥子作りにおいて生産性がない/結婚制度とは子供を作り、国を繁栄させる為。
⑦気持ち悪い

これらも、正しい情報を知れば、多くの方が納得出来るはずです。
これらについてズバァァァァァッッ!とお答えさせて頂いた記事がございますので、お時間ございましたらご一読下さい☆


人種差別についても同じです。

全く違う見た目、言葉、価値観。

私達が違う人種について知っているのは、多くの場合、自分でその国に住んでその人達に囲まれて自分の目で見た本当の情報ではないはずです。

どこかの誰かが言っていた情報や、巷のうわさやイメージに基づいていることが多いでしょう。

実際に関わってみると、その情報やイメージとは違うこともあるし、例えその通りでもそれには理由があって、実はそんなことも気にならない位他に良い所があることを知ったりします。

「確かに自分とは違うけど、良いんだな、」って。


もう一つ大事なのは、差別的であったり当事者を傷つける言動をしてしまう人々は、知らないからなだけで、本人達は差別をしているつもりが全くない事が多々あります。

「いや、そういうもんでしょ?」
「会社のイメージは売上に関わるからなぁ、これは仕事だから。(そういう人達はちょっと、、)」
「俺の事好きになるなよ」
などなど、例をあげるとキリがありません。

よって、”知らない”というのが、差別が生まれる一番大きな理由であります。


理由② 自分は優れていると思いたい心理


自分は優れていると思いたい心理が、人にはあります。それは、自己肯定感アップに繋がります。
そこで、誰かを見下すことで相対的に自分を上の立場、優っている状態にすることは往々にしてあります。
(そういう人、マウントを取るような人、、、いますよね、。結構すぐに思いつくのではないでしょうか?)

そして社会の少数派は、そのターゲットになりやすいのです。
だって、少数派だから。

人数の多い方に属する方が、「自分が正しい。だってほとんど皆自分の味方だもん。」という風に、心強く感じられるのです。

人数少ない=弱い。
人数多い=強い=だから見下しても負けない。となりやすいのですね。


また、日本は島国なので、歴史上同じ土地で同じ人々と信頼し合い、助け合って生きてきました。なので周りとの協調性を大事にする価値観=周りに合わせる(認められないといけない)集団主義が形成されました。

つまり、大多数の集団に入る事を望む心理が特に強くあるのです。
(詳しくは⇩の記事をご一読下さい。)

よって、
『大多数派に入る事で安心し、力を感じ、少数派を見下しやすく、それで自分の優位さを感じ、自己肯定感をあげる』

という構図が起こるのです。



まとめ&おわりに


知らない人/モノを好きになることは出来ないし、人の心理も絡まっている事から、差別や偏見が生じてしまうのは仕方のないことなのです。

残念ながら、放っておいてたら一生そのまま。頑張っても、ゼロにはならない。
しかし、より多くの人が様々な人権について興味をもって、知って、普段から意識をもっていけば、

自分と違う人がいたり、自分が理解出来ない人がいた時に、
「じゃあ自分はどういう風に動けば良いのか」を考える事が出来ます。

また、自己肯定感をアップさせれば、
そもそも人を見下す必要がなくなります。


なので次回は、「じゃあどうすれば良いのか!?」
今までには無かった、最も効果的で画期的な方法について、お話させて頂きます☆

引き続き、よろしくお願いいたします!

本日もありがとうございました!

Aika.


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