#10)夏休みの課題
皆さんはどんな課題を出していましたか?
一昔前は、教科ごとにプリントやワークなどの大量の課題を中学生に課していたように思います。担任時代、夏休み明けの学活では課題提出の集めものだけで結構な時間を取っていたのを思い出します。
恐らく今は、課題を「なし」としたり、「自主的にやりたいことを」としたりする学校が増えているのではないでしょうか。
私自身、若いころは「毎日課題」みたいな感じでプリントを作っていました。今回は、そんな「夏休みの課題」について考えてみます。
夏休み明けの登校渋りの原因の一つに…
長期休業中に学校に足を運べなくなる生徒の原因の1つに「夏休みの課題」があげられていますね。宿題を終わらせるために学校を休んだり、先生に注意されたくなくて学校に行けなくなったり…。
けれども保護者は「あった方が良い」と言う考えの方が多い(ICT教育ニュースより)ようです。
わりと評判が良かった(はず)? 私の課題
平成26年くらいから、私自身も「課題そんなにいらないよなぁ、何かいいアイデアはないものか…」と少しだけ考え、数学の課題と学年の課題を出していました(下の画像)。当時はまぁまぁ保護者にも子供にも評判は良かったように思うのですが、今はどうでしょうかね…
⑴ 一日家事体験は、家庭の仕事を自分一人でやってみるという課題です。
もちろん保護者の助言は必要でしょうけれど、基本的にはすべて自分で行
います。生徒の感想には「親の気持ちがよく分かった」「今後は家事を手
伝えるところはやっていきたい」という意見が多く、保護者についても
「本当に助かる」「おいしいご飯をありがとう」「今後も少しでも協力し
てくれると嬉しい」というコメントが多くありました。
「ヤングケアラー」の問題も取り沙汰されている今、この課題はどうな
の?という考えもあるでしょうけれど、個人的にはいいかなぁと思ってい
ます。
⑵ My issue sheetと名付け「数学なら何やってもいいよ」というスタンス
で課題としていました。課題の説明をする際に「1問でも構わない」と伝
えていましたが、ほとんどの生徒が、じっくりと自分が学習したい単元
(もちろん小学校のものでもいいし、これから学ぶ内容でもよい)を勉強
してきていました。無理してやらなくていい、と言われると逆にやりたく
なるでしょうか??中学生は、結構想像を超えてくるから面白い。
と、まぁこんな感じで懐かしみながら夏休みの課題についてダラダラと書きました。今の自分なら、「なんでもいいから普段できないような、やりたいことを1つやる」みたいな課題にするかも知れませんね。皆さんはどんな課題を準備していますか?
とはいえ、やっぱり夏休みですから教員も生徒もゆっくりしたい(できることなら…ですが…💦)ですよね。今年も暑い夏が予想されますが、元気に乗り切っていきましょう。
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