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さくらんぼと東京ドーム

なんかよくわからない例えって、世の中にたくさんありますよね。

個人的な体験により得た微妙な感覚を人に伝えるときとか、加減などを表現したいんだけどすごく個人差のあるものの標準を示したいときとか・・・

つい数ヶ月前に乳がんになり、手術だったり治療だったりで傷ついた体をいたわりつつ、それでもより一層きれいになりたいと願う心を満たすため、美容に力を入れている美容初心者の私。

今まではどちらかというと、食べるものの内容に気を遣っていたのですが、やはり年齢を重ねるとお肌のお手入れ商品にも目がいってしまう・・・

とはいえ、治療代もあるしあまり高額な美容液などは継続するのに無理がある。そこで、昔ながらの米ぬかや酒粕などを使った手頃な価格の商品を試してみるようになりました。

さっそく購入した商品をお風呂でうきうきしながら試してみて数日、何となく刺激が強い感覚があり、もう一度説明書きを読んでみました。

「洗顔後、タオルなどで軽く水分をふき取り、さくらんぼ大を手に取り、、、」・・・ん?「さくらんぼ」って、山形が主産地の、あの果物だよね??

ここで気づいてしまいました。私にとってのさくらんぼは、好物のアメリカンチェリーだったのです。さくらんぼと言えばアメリカンチェリー。だってふつうのさくらんぼより大きいし、酸味おさえめで甘いし。

・・・というわけで、標準より多めの「さくらんぼ大」になっていたのでした。普通のさくらんぼって、どれくらいの大きさだっけ。

あの、化粧品の使用量を表す「さくらんぼ大」って、もっとわかりやすい言い方ないのでしょうか。え、わかりやすいやん、っていう人もいるのでしょうが、アメリカンチェリー派の私には微妙にわかり辛い。

一円玉大、とか?でも、体積として表現したいとなると平らなものではなく円形の立体でないといけないのだろうか?

夏祭りのボールすくいで浮かんでるゴムボールの一番小さいサイズくらい?一円玉をくるっと一周回転させて、立体にしたくらい?

これじゃあ、「さくらんぼ大」くらいコンパクトに一言で表現できていない。「カリカリ梅大」、どうだろう。あれだとさくらんぼと同じくらいの大きさなんじゃないだろうか。そして私にとってはカリカリ梅の大きさのほうがピンとくる。

この感覚も人によるんだろうな。よく使われる「東京ドーム〇個分」も、全然ピンとこないもんな。


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