【古代美術】美術史知ってる?
科目:美術史
こんにちは
はじめてルーブル美術館へ行ったときに思ったことがあります。
人多くない?そして、広すぎない?
ルーブル美術館
団体観光客も多かったですが、地元の人と思われる人たちも多かったです。小学生達が課題スケッチをしていたり、老夫婦がゆっくりと鑑賞していたり、人がたくさんいました。
先進国では美術史という科目が学校である国が多く、それだけ多くの人が美術を身近に感じやすいのではないかと思います。
今日は西洋美術史【古代美術】を紹介したいと思います。
西洋美術史の通年は5月6日の記事で紹介しましたので、そちらと合わせてみるとより分かりやすいと思います。
西洋美術史【古代美術】
古代美術
①原始美術…B.C.7万年~B.C2万年
具体例:アルタミラ・ラスコーの洞窟壁画
特徴:豊作・豊猟・多産などを願う、呪術的な要素を含む傾向がある。
アルタミラの洞窟壁画
②古代オリエント美術…B.C.4000~B.C.400世紀
具体例:死者の書
特徴:オリエント地方とは、アフリカ北西部からアフガニスタンまでの比較的広い範囲を指す。ここでは世界四大文明のうち、エジプト文明とメソポタミア文明が生まれている。メソポタミア文明は世界最古の文字である楔形文字を持ち、壁画・彫刻・浮彫などが盛んであった。エジプト文明では『死者の書』に代表される来世思想が美術にも大きな影響を与えた。また、アメンホテプ4世の影響の写実的表現が特徴的な「アマルナ美術」も代表的だ。
『死者の書(一部)』
王妃ネフェルティティ像(アマルナ美術)
③ギリシャ美術…B.C.3000年~B.C.100年
具体例:パルテノン神殿
特徴:古典主義の大型建築が発達する。代表はパルテノン神殿。躍動感のある彫刻が特徴的なヘレニズム美術も発達した。代表作は『ミロのヴィーナス』
パルテノン神殿
『ミロのヴィーナス』(ヘレニズム美術)
④古代ローマ美術…B.C.1000~400年
具体例:コロッセオ(建築物)
ギリシャ美術やヘレニズム美術の影響を受ける。ローマ帝政期には皇帝の事績や功績を記録するための壁画や浮彫が作られた。また、皇帝の彫刻なども再現性は重要視されるため、この時代は写実主義と、理想化された古典主義に分かれていく。また、皇帝は民衆の支持を集めるための大型建築にも着手する。円形闘技場コロッセオは、剣奴同士の戦いや、彼らや猛獣の戦いを観戦する場であった。
コロッセオ
以上、古代美術の紹介でした。
最後に
古代美術といっても、洞窟に血や獣脂で書いた洞窟壁画から、精巧な彫刻や、精密に設計された建築まで様々なものがあります。世界史をしてした人は聞いたことがある作品があったかもしれません。
「へ~そうなんだ、こんなのがあるんだ」
と知ってもらえたら嬉しいです。
この美術史シリーズはまだまだ、中世美術~ルネサンス美術~と続いていくので続編もお楽しみに。
P.S.
ちょっと古代過ぎてなじみ感じない作品も多かったな。でも、パルテノン神殿とかB.C.438年とかにできているので、2400年以上たっても色あせない建築美術だし、人間にそんなこと出来るんだって、なんかロマン感じる~♪。
ちなにみに、パルテノン神殿とかの古代ギリシア建築の柱には、四角いドーリス式、丸いイオニア式、逆三角形コリント式ってって、私はコリント式の柱が好きです。
ゲームとかでも神殿のデザインとかはどれかの柱を使ってるから、ゲーム『どうぶつの森』の神殿の壁紙とか見ると「ドーリス式だ!」、「イオニア式だ!」ってなって面白いよ。
古代ギリシャ美術建築の柱の種類
最後まで読んでくれてありがとう♪
古代美術も素敵だね
Aika