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ビジネスでYESを獲得する方法【And の世界へ】

みなさん、ゴールデンウィークを楽しんでますか?

海外移住すると、日本の祝日と連休の多さが羨ましくなります。

こちらメキシコ、現在、5月5日。

子どもの日ではなくて、《シンコ・デ・マヨ》と呼ばれます。

メキシコ軍が、プエブラという街でフランス軍に勝利した日です。

歴史上の、ひとつの小さな対戦の結果なので、
メキシコでは国をあげたお祝いはしません。

なのに何故かアメリカでは【メキシコの日】とイベント化し、アメリカ人から『おめでとう!』と言われます。

メキシコに住むメキシコ人からすると、『ナニが?』という感じになってしまう不思議な日です(笑)

きっと、アメリカのマーケティングで始まったのでしょう。

とくに何をするでもない普通の日を過ごしています。


プライベート時間には、YouTubeやNetflixで動画を見るのが好き。

仕事で日本語を使いすぎたら、英語やスペイン語の動画を漁ります。

逆に、日本語をあまり使わなかった日は、
note記事を書いて、3言語のバランスをとっています!


先日、お客様にYESと言ってもらう交渉テクニック、について語る動画を見ていました。

Andの世界

そこで素敵な言い回しに出会いました。

Invite customer into “the Land of And”


訳すとこんな感じでしょうか。
お客様をAndの世界に導いてあげよう


交渉現場では、自分の提案の前に、
まず、お客様のやり方を完全に認めていることを伝えます。


そして(AND): 自分の提案にYESと言った【先】の説明します。


【先の世界】つまり【Andの世界】に連れていき、想像してもらうスキルです。



交渉術の研修で 「〜でも・しかし、否定を使わない」は耳タコですが、


Invite into the Land of And」という表現が、美しいな〜と感じてお気に入り!

本当にちょっとしたことだけど、こういうふうにハッとするキャッチフレーズに出会うと、嬉しくなりますね。


いっぽうで、普段やりがちなのが「すぐ謝ること」。


謝罪は美徳?

「謝る」を広辞苑で調べると、《自分の過ちを認め許しを乞うこと》とあります。

日本にとって、謝罪とはもっと深い意味があるような気もするのです。

むしろ必要不可欠なマナーのようにも感じています。

お客様からYESを引き出すには必要な場合が多い、と思っています。

うまく表現できないけれど、日本人と接すると、
謝るシーンがたくさんあります。


自分の非を認めたわけではなく、ただただ、相手に共感してでてくる言葉として。

新人のころは、私は悪くないのに謝りたくない!と意固地にもなりました。


でも、お客様にちょっと無理をいうとき、お客様があまり乗り気じゃないとき、
自分の対してイラつかれるのは事実。


そう考えると、なんだか悪いなという気持ちになって、ごめんなさいと伝えると、

張り詰めていた空気が少し和らぎました。


そのときに、日本の【謝ることは美徳】とマナーの存在に気づいたのです。

お客様も必死に働いていて、上からも下からも毎日プレッシャーをかけられる。


そこに私が大変そうな提案を持ってきた。


そりゃ、お客様だって「俺の辛さをわかってもらわないと!」という気持ちになるな、と新人なりに共感しました。

リスクは、自分ごととして捉えすぎること。

謝るたびに自分を傷つけてしまいます。メンタルがボロボロになります。

転職直後に問題が生じて、30社あまりの日系企業にひとりで謝り続けたときは、さすがに辛かったです。


もっとプロフェッショナルに対応できたなかな、と今になって思いますが、あの時はただただ孤独でした。。

外国人相手には、自分に自信なく見えることは致命傷。
なので基本、謝りません!笑


むしろ、謝ってはいけないと経験から学んだ感じです。

悪いニュースを伝えるときも、

日本人には「大変申し訳ございませんが〜」ですが、
外国人には「Unfortunatelly〜」みたいな感じでしょうか。

そんなことより、
自分が悪かろうと悪くなかろうと、

【どんな場面でも臆することなく意見を言う強い人間】になることに必死で、
毎日相当な努力をして生きています(笑)

インターナショナルなビジネスシーンだと、

アメリカ人、日本人、その他アジア、
ラテン、ヨーロッパの人びと・・それぞれにやり方があるのに気づき、面白いです^_^

郷に入っては郷に従う、柔軟性

そして、
何があってもへこたれず芯を貫くため鈍感力も大事だと思って、前に進んでいます!


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