【コンサルタントの仕事術#70】生産性向上の罠: 知らずに陥る失敗の連鎖と脱出法

2024年8月22日 16:58

こんにちは！業務改革コンサルタントの相原秀哉です。

今日は、多くの若手ビジネスパーソンが陥りがちな「生産性向上の罠」について、その実態と脱出法をお伝えします。残業せずに定時で帰りたいのに、なかなか生産性が上がらないという方、必見です！

🤔 なぜ生産性向上が罠になるの？

「生産性を上げなきゃ」「もっと効率的に仕事をしなきゃ」

こんな思いで必死に頑張っているのに、なぜか仕事が思うようにいかない。そんな経験、ありませんか？

実は、生産性向上を目指すあまり、知らず知らずのうちに「失敗の連鎖」に陥ってしまうことがあるんです。これが、今回お話する「生産性向上の罠」です。

私自身、かつて携わっていたプロジェクトで同様の経験をしました。それまでのプロジェクトではそれなりの成果を上げていたのに、新しいプロジェクトでは全く違う仕事の進め方に戸惑い、ミスを連発。上司から厳しく叱責され、完全に委縮してしまったのです。

生産性向上の罠には、大きく分けて2つの構造があります。

この罠は、自分の内面に焦点を当てたときの流れです。失敗をきっかけに「自分には能力が足りないんだ」「こんなこともできないなんて、自分はなんてダメな人間なんだ」と自信を喪失してしまいます。

その結果、次の仕事でも「きっとまた失敗するんだろうな」という心境になり、成功するイメージが描けなくなってしまうのです。

こちらは、上司とのやり取りを念頭に置いた流れです。失敗したときに上司から「なんでこんな簡単なこともできないんだ！」などと詰問を繰り返されると、完全に委縮してしまいます。

その結果、「次の仕事は絶対に失敗してはならない」という強いプレッシャーを感じ、過度に緊張して本来の実力を出し切れず、またしても失敗...という悪循環に陥ってしまうのです。

では、どうすればこの罠から抜け出せるのでしょうか？ここでは、2つの重要なポイントをお伝えします。

失敗したとき、その原因を「自分の能力不足」や「自分がダメだから」と考えるのは百害あって一利なしです。これは、悪循環の構造1を断ち切るための重要なステップです。

代わりに、「次はどうすればいいか」を考えるようにしましょう。具体的には：

このように、失敗を学びの機会と捉えることで、自信喪失を防ぎ、前向きな姿勢を維持できます。

時には、自分の努力だけでは状況を改善できないこともあります。特に、上司との関係が原因で悪循環に陥っている場合は要注意です。これは、悪循環の構造2を断ち切るための重要なステップです。

もし可能なら、上司に率直に相談してみましょう。「このようなプレッシャーがかかると、かえって失敗してしまいます」と伝えることで、状況が改善するかもしれません。

しかし、それでも改善が見込めない場合は、思い切って環境を変えることも検討しましょう。具体的には：

自分の力を十分に発揮できる場所を探すのも一つの選択肢です。私自身、仕事で上手く行かない悪循環を脱することができたのは、プロジェクトと上司が変わったタイミングでした。

生産性向上は大切ですが、それは決して自分を追い詰めることではありません。自分のペースで、着実に成長していくことが何より大切です。

失敗を恐れず、そこから学び、常に前を向いて歩んでいく。そんな姿勢が、結果的に最高の生産性につながるのです。

具体的なアクションプランとしては：

これらの行動を意識的に続けることで、徐々に生産性が向上し、自信を取り戻すことができるはずです。

みなさんも、自分らしい生産性向上の道を見つけてくださいね！

いかがでしたか？この記事が、みなさんの仕事生活の助けになれば幸いです。もし記事を楽しんでいただけたら、ぜひ「スキ」やコメントをお願いします！

また、日々の仕事術や生産性向上のヒントを発信していますので、フォローしていただけると嬉しいです。一緒に、働き方をアップデートしていきましょう！

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？