世界が近すぎて怖い

 昔からずっと感じている感覚がある、これがあまりに理解されなくて布団に入っても寝られそうもない。だから誰しもが自分と強制的に向き合わないといけない布団の中で、前回の記事の続きも書かずに違うことを書こうと思う。

世界が近すぎて怖い

この言葉だけでピンと来る人はきっと居ないだろうから説明しようと思う。

 俺は小さな頃から変わってると言われ続けたし変わっているとも思う。ただそれは所詮きっと1000人に1人、500人に1人で俺みたいなやつは腐るほど偏在してるんだろう、1000人に1人なら日本だけで10万人、世界には700万人。俺は特別ではない。だからきっと共有出来る感覚の話のはずだ。

みんな小さな頃に先生に言われたことがあるはずだ。

「みんなは若く色々な可能性がある、可能性を広げるために学校があって勉強があるんだ」         

 どうだろう?似たようなことを言われたことがある人のほうが多いと思う。                                これは逆説的にこういうことだ。

「歳を取ると可能性は減り、学校に行かず勉強をしなければ可能性は狭まる」

ある程度正しいと思う。

ただ俺は歳をとった今でも自分の可能性が怖いのだ。

 近くにカフェがある。もちろん入ると案内をし注文を聞いてくれる店員さんがいる。俺がバイト募集に飛び込めばすぐにでもそれに成ることが出来る。

 近くにラーメン屋がある。入ると元気よくアルバイト店員が声をかけてくれる。俺はそれに成ることが出来る。

 公園の浮浪者にもなれる。一年勉強したらあの職業にもあそこにいるアイツにも成れる。もう成れないのはメジャースポーツの選手くらいだ。考えてみると体感だけどだいたいの人間が3年以内の距離にいるっぽい気がする。

つまりアイツもコイツも全員俺で有り得る、俺と世界の皆が近すぎて怖い。

(昔から言われていた「可能性は劇的に減っていく。」これがほぼ嘘だったのも怖い)

誰か共感してくれ~。終わり

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