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祖母が胸に刻んでいた言葉

こんばんは。母です。


今日実家に行ったら、母から手が痛くて書けないから、この言葉を色紙に書いてほしい。と言われ書いてきました。

これは私の母の母、私の祖母が暗記をしていた言葉だそうです。

もうこの世にはいませんが、私の大好きで尊敬する祖母でした。
いつもにこやかで明るく、おもてなし精神でいつもお腹いっぱい料理を振る舞ってくれました。

毎日田畑で野菜を作り、草を取り、実った野菜を惜しげもなく分け与えてくれました。
ある夏の日、祖母に会いに行くと、麦わら帽子の中から、保冷剤が出てきたのを覚えています。


こちらがその言葉です

月歪むにあらず波騒ぐなり。
止水に映る月を見よ。
波立つ心に映る萬象は真の相(すがた)を現わさず
 
日暗(くら)むにあらず雲かかるなり 
雲さればまた輝く 
暗き魂を通して眺むる世界は暗黒なり
 
静かなる心には 
一木一草(いちぼくいっそう)も仏の姿を現わし
 
明るき魂には 
行雲流水(こううんりゅうすい)も神の妙工(みわざ)を啓示(しめ)すなり
 
悟れる者の生涯には 
怨みもなく呪いもなく
すべてを感謝し常に喜び絶えず祈る
 
花は情(こころ)なく開けども 
月は心なく照らせども
涙に仰げば月も泣き
笑いてみれば花も微笑む
 
迷える者よ 
父を怨むな兄を呪うな 
妻を責むるな子を罵るな
 
人を審判(さば)く眼を転じて
おのが魂を凝視(みつ)めよ
 
一切の怨み一切の呪いは 
おのが暗き魂の中にぞ芽生(めば)ゆる
 
朝(あした)に祈りて罪を悔い 
夕に祈りて穢(けが)れを潔(きよ)めよ
 
かくて本性(ほんせい)に帰り明魂を現わし 
愛と汗との行者となりて 光の中を歩むとき
 
明るき世界は
その脚下より展開せられん
 
・・・蓮沼門三氏 明魂より 


水面に映った月が歪んで見えるのは、水面が波打っているからだ。
波打った水面には、全ての物が歪んで映る。
曇天の日が陰るのは、雲が太陽にかかっているからだ。
雲が去れば、太陽が顔を現わし、晴れ渡る。
心が暗い状態では、何をみても暗く見えてしまう。

穏やかな心の状態であれば、何をみても穏やかにみえるだろう。
すこやかな心の状態であれば、何をみても有難さと感謝を感じるだろう。

悟りを開いた状態の心は、『怨み』や『呪い』の感情はなく、
全てに感謝し、喜びを感じ、感謝を感じている。

花や月は、何の感情もなく存在しているが、
悲しい気持ちで月を見れば、月も一緒に悲しんでくれるだろう。
楽しい気持ちで花を見れば、花も一緒に楽しく笑いかけてくれるだろう。

悩んでいる者よ
自分の悩み・暗い感情を身近な人間にぶつけていないか?
自分以外の人間を自分勝手な尺度や価値観で裁いていないか?
自分の心と、誠心誠意を持って向き合ってみろ!

毎朝、自分の心と向き合い、反省と改善を自分の心に刻み込め!
毎夜、自分の心と向き合い、反省と改善を自分の心に刻み込め!
そんな日々を積み重ねることで、
自分が本当にやりたい事がみつかるだろう。
自分が本当にやりたい事は、きっと『愛』にあふれたものだろう。

自分が本当にやりたい事に向かい合い、鍛錬を重ねる中で、
すこやかな心が育ち、楽しく充実した人生が見えてくるだろう!

遠藤一歩 訳

凸ゼミ福島


そんな大好きな祖母が大切にしていた言葉を今日はここに残しておきたいと思います。

おやすみなさい🌙

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