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「忘却の整理学」〜忘却との向き合い方〜


こんにちは!どうもAigenです。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?とうとう私も毎週のノート連載が途絶えてしまい、久しぶりの投稿となってしまいました。

今回のテーマ:『忘却の整理学』の紹介

そんなことはさておき、本日は私が読んだ本『忘却の整理学』を紹介したいと思います。この本は、外山滋比古さんが書いたベストセラー『思考の整理学』(『思考の整理学』はベストセラーとなり、非常に面白かったので、皆さんにもぜひ読んでいただきたいです。)の続編です。外山滋比古さんは、東京文化理科大学卒業後、東京教育大学助教授やお茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授などを歴任し、英文学や日本語、教育論に関する評論を執筆しているスペシャリストです。

読書スタイル

まず、この記事では『忘却の整理学』の要約は掲載しません。私は常に本を読む際、その内容を理解するのはもちろんですが、特に今の自分に響く内容や、今後意識的に取り入れたいと思うことが書かれていた場合、その内容をすぐにメモし、折に触れて見返すようにしています。今回も『忘却の整理学』の中で、特に印象に残ったことを共有するため、全体の要約を書くことはできません!それこそ「全体の中身は「忘却」してしまいました!!!笑

私が印象に残ったことは主に2つあります。

印象に残ったポイント1:「忘却は個性である」

1つ目は「忘却は個性である」ということです。人は何かを学ぶ際にインプットを行います。しかし、全員が同じように教えられても、その記憶の仕方は人それぞれです。小学校や中学校高校などではいろいろな知識が教えられます。みんながみんな同じように教えられるのですが、実際テストを受けてみると人それぞれ点数が違います。著者はここに「個性」があると言っています。この点数の違いこそその人が何を覚え、何を忘れているかを示す個性を示しているのです。また、たとえ同じ点数であったとしても、同じ間違いをしていないのも興味深いところです。80点を取った人同士でも間違えた問題が人それぞれ異なると言うことも多々あります。今の学校教育は高い点数を取ることを強要されますが、その人が持つその点数にこそ個性があり、それを受け入れ、大切にする必要があると著者は述べています。

印象に残ったポイント2:「空腹時の頭はフル回転する」

2つ目は「空腹時の頭はフル回転する」ということです。人間は空腹時に頭がよく働くそうです。例えば、朝・昼・晩の3食を食べる人でも、ご飯前には空腹を感じるでしょう。特に、夜ご飯を食べてから朝ご飯を食べるまでの時間は長い空腹時間(断食)です。この時間帯に脳が最もよく働くらしいです。何かを食べると消化器官に血液が多く行き、脳への血流が減るためです。空腹とうまく向き合うことで、自分の思考の質を高めることができるのです。ちなみに、他にも思考の質を高める方法として、朝の散歩や入浴、別の事柄に集中し一時的に考えたい対象を「忘却」することなどが挙げられています。

結論:忘却の力を活かそう

これらが私の印象に残ったことです。この本では、忘却の素晴らしさについて一貫して語られています。忘却は人々の中で悪とされることがありますが、自身に不要な情報を捨て頭を整理することで、新しい考えを取り込むことができるようになります。そして、忘却によって自分らしい創造性を生み出すことができると書かれています。

興味が湧いた方はぜひご自身でこの本を手にとて読んでみてください!


皆さんも今日から忘却の扉を開いてみましょう。

Aigen


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