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歌手の相川七瀬さんが3児の母として大学進学した理由

こんにちは。エバンス愛です。

突然ですが、歌手の相川七瀬さんってご存知ですか?

最近ネットニュースでたまたま知ったのですが、相川七瀬さんは現在49歳の3児の母で、今年の4月から、大学院に進学されるそうです。

まあ、芸能人の進学はそれほど珍しい話ではないですが、彼女の場合は、歌手デビューのために高校を中退していて、高卒認定を取るところからのスタートだったそうです。

最終学歴が「中卒」のままで大人になり子育てするのは、大きなコンプレックスがあったようで、でも「もう今更、どうせ・・・」と、諦めている自分もいたそう。

懐かしい・・そして今見てもかっこいい。


でも、日本の稲作と御神事に関わる中で、ご自身の知識不足を痛感し、神道を学びたいと一念発起。高卒資格を取り、家庭教師をつけて勉強して、大学に入学して4年間学び(学部で成績トップに!)、今春から大学院へ進学されるそうです。

詳しくは、この記事をぜひ読んでみてください。すごく勇気が出ます。↓

・相川七瀬「3児の母として、歌手も続けながら大学進学。私が勉強をする理由」(前編)

・“赤い稲穂”に出会って運命が変わった。成績優秀者で國學院大學を卒業(後編)


私が一番「ここ!」って思ったのは、以下の箇所。

学び始めてから思ったのは人生経験が武器になるということです。たとえば神話の授業では、若いクラスメイト達は昔話を聞いているような感じで、面白いと感じているようでしたが、私にとっては答え合わせのような感覚でした。どの場所が出て来ても自分が「行ったことがある」場所であり、風景が目に浮かぶんですよ。そこへ先生の解説が加わると、また違った観点から神話を受け止め、なるほど~と面白くなる。大人になって学ぶということは、経験を活かせるというベネフィットがあるのだと発見しました。

https://fujinkoron.jp/articles/-/11416?page=3

そうそう、それが言いたかった!と。「『若い頃と比べて、記憶力が落ちた』なんて落ち込む必要はない。人生経験を重ねた今だからこそ、学びが深くなる」と、私もお伝えしてきました。今のこの年齢だからこそ、10代や20代の若者には負けない人生経験があるし、それに適した脳の使い方があるんです。

この記事にも書きました。↓


私は今、毎日世界史の勉強をしています。最初は21日間チャレンジで始めましたが、もう、これが「今まで、なんでやらなかったの?」ってくらい楽しすぎて、チャレンジどころか最高の娯楽です。チャレンジ期間はとっくに終了しましたが、今も毎日続けてます。(*´∀`*)

なんで、高校の世界史の授業はあんなにつまらなかったのに、なんで、今はこんなに楽しいのか。それは、さっきの相川七瀬さんの言葉通りです。

世界のどの場所の話が出てきても、

「あ、ここ行ったことある!」
「へ〜、あの友達のいるあの国には、こんな遺跡があるのか」
「そういえば、あの映画でこの戦争のこと見たな」

って、自分の過去の経験とつなげて、学べているからです。

その一方、高校生の頃の私は、世界に興味はあったけど

日本から一歩も出たことがなく、
海外の友達も一人もおらず、
映画も数えるほどしか見たことがなく、

世界に対する「リアリティ」が、全くなかったのです。


それが今は、

世界史で学ぶ都市や遺跡を、実際に訪れたことがあったり、
それが語学交換アプリを通じて、話したことがある人の出身国だったり、
映画やドラマで見たことがある国だったり、

世界史で学ぶストーリーが、全て立体的に見えてくるのです。だから、記憶に残るし、しかも楽しい。なので、高校時代と比べたら丸暗記力は皆無だけど、「それでも、今の方がずっといい」って、個人的には思っています。


もちろん、これは語学の勉強でも言えること。テストの点数のためだけに英語を勉強している限り、リアリティは感じられません。

でも、英語を通じて

・海外に関わる仕事がしたい
・外国人の友達とお互いの文化について語りたい
・日本では報道されない世界のニュースを知りたい

と思って、言葉やその背景に興味を持って勉強していると、学ぶ単語ひとつ、文章ひとつとっても、すごくリアルで立体的になります。英単語ひとつにも、奥深い年輪のようなものが見えてくるんです。


「元老院」の謎

そうそう、最近、私、すごい発見をしたのですが、聞いてくれますか?(笑)

世界史を勉強していると、古代ローマ時代の「元老院」という組織の話がでてきました。元老院とは、まあ要するに議会のことなんですけど、この日本語、高校生のときからすごく疑問に思ってたんですよ。

「なんで、遠い海外の話なのに、『元老院』ってやたら東洋的な名前なんだろう?」って。だいたい、「老」って、どっから来たよ?と。(そう思いません?)

もちろん、もともとのラテン語に、誰か偉い教授が「元老院」という日本語訳を当てたのでしょう。議員たちは実際に老人だったらしいので、意味は間違ってはないんでしょうけど、なんでこんな日本語になったんだろう?と。


その謎は、Netflixで、『ローマ帝国』というシリーズを見ているときに解けました。(すごく面白く、ちょっと問題ありのドラマです!SPEEDIER READINGラジオで取り上げたので、メンバーさんは楽しみにしておいてください^^)

ジュリアス・シーザーについての英語の歴史ドラマなのですが、その中で、元老院は英語で「上院」を表すSenateとなっていました。

そこで、あーーー!!!とひらめきました。

Senateの、SEN という語幹が、「老」にあたるのです。


たとえば、ご存知のとおり、“senior” という英語は、「年上の、年配の」という意味です。

英検1級レベルの難単語で、“senile(老人性の)”という単語もあります。

英検1級超レベルの難単語だと、“senescence(老化)” という単語もあります。

あと、英語のミスターに当たるスペイン語のセニョール(señor)や、ちょっとスペルは変化してますが、イタリア語のシニョーレ(signore)も同じ仲間の単語で、もともとは、相手を「格上」として敬意を表す言葉です。

そして、気づきました。日本でも江戸時代に、「老中」や「大老」という役職があった。

私は勝手に、「老」という漢字に「よぼよぼのお爺さん」をイメージしていたけれど、そういう意味ではないのだ、と。国の重要な決定を任された経験豊富な役人が、「老中」であり「元老院」だったわけです。


こうやって、

世界史を勉強してても、
日本史を勉強してても、
英語を勉強してても、
イタリア語を勉強してても、
Netflixを見てても、

いろんな知識の点が線となって、ひらめく瞬間が訪れるのは、まさに、“seniority(年の功)”のおかげだと思うのです。(・∀・) 学生にはきっとできなかったこの学びができていることが、楽しくてたまりません。

相川七瀬さんがアラフィフで大学院に進学し、歌手活動も母親業も頑張っていると知ってすごく勇気がもらえましたし、やっぱり学びは遅くないんだな、遅くないどころか今が最適なんだな、私も頑張ろうと思いました。

というわけで、人生経験を味方につけて、語学や、歴史や、文化を、楽しみながら深く学んでいきましょう!では、今日は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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